自販機が ここにいるよと 主張する 深夜になれば 声が聞こえる

 カーブミラー 影が地面に 寝そべって 寂しい夜だと 泣いている

 本当の 私の甘さを 知ってほしい 普段は少し 棘があるだけ

 ごめんなさい あなたは不幸で あってほしい そうじゃないと 私が不幸

 暗くても 匂いであなたを 感じてる 見えなくなって 見たくもなくて

 悲しさも 嬉しさ同様 欲しくなる 悲しさだけが 供給過多

 美しく 儚く散れると 思ってた 無様で惨めに 跡形もなく

 バカだから そう言いつつも 賢ぶる 中途半端が 不幸の始まり

 本心は どう頑張っても わからない この人ならとか 期待は禁物

 三日月に 腰掛け本を 読んでいたい 私じゃみんなを 照らせないけど

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る