異世界転生したら腹黒ゲス野郎になってしまっちゃうかもな話

雲霧 鬼屋静

第1話 環境が生み出す大きく強力な成長

「異世界転生したら腹黒ゲス勇者になっちゃったお話」


突然だがある日異世界に転生し大活躍!

人生イージーモードみたいなありがち展開考えたことあるでしょ?

もちろん俺も願ったさ異世界最強転生がしたいと! だが現実は意外と難しいらしいこれは俺が異世界転生?をして幸せに人生を謳歌する物語のはずだ?

「よっ!どした?巨北!」

「あー神谷か いや〜異世界最強転生したいな〜と思ってどう転生しようか迷ってるとこだ」

俺は毎度この話を幼馴染である神谷話している「またかよ〜」

神谷はため息をつくように言う

「あのなーお前が異世界転生ものが好きなのは分かるが流石に狂気を覚えてくるぞ」

俺はこの話を異世界ラノベや漫画にハマりだし約五年間この会話を神谷に言い続けている

「仕方ないだろ〜本当に異世界転生したいんだから」

「は〜まあいいけどよいい加減将来の夢ぐらい見つけろよな」

「俺の将来の夢は勇者になってきれいーなお姫様よイチャイチャ暮らすことだ!」

「あのな〜」と神谷がさっきより大きいため息をつく するよ同時に教室のチャイムが鳴った

「はいっ皆さーーん授業を初めます〜」

今日も今日とてビブラートがすごい先生だ

といつもの様に考えていると教室の中心から何やら巨大な魔法陣? が浮かび上がって来ている

「なんだ!?」「なんだ!?」「なんだ!?」

クラスの皆が騒ぐだが

クラスの何人かは少しはしゃいでいる者もいる

無論俺もだ これは俗に言うクラスメイト全員が異世界に転生しスキルなんかを覚えて戦うみたいな展開まあ嫌いじゃないと俺が考えてる隙に視界は光で満ちた...目が覚めると

「おめでとうございます貴方達は魔王を倒すために召喚された勇者に選ばれました!」

光で満ちた視界がはっきりし目の前には戸惑うクラスメイトとちょっと興奮している言わゆるオタクが近くに居た みんなが困惑、興奮している中真面目陽キャ代表みたいな奴である俺の幼馴染神谷が分かりやすく女神みたいなやつに物申していた

「すみません!ここはどこですか?俺たち確か教室に居たはずなのですが」

見れば分かるだろと言いたいが神谷は人生で一二回ぐらいしか異世界ラノベを読んだことしかないのだ 読んだなら分かるはずなのだが

こいつは真面目で現実主義者であるからして

状況が現実離れしすぎて真面目なとこが出てしまった

「先程も言ったとおり貴方は魔王を倒すために召喚されたのです、「異世界勇者」としてこれはとても喜ばしいことなのですよ」

女神みたいな奴が言っている途中でまた

真面目野郎である神谷が物申した

「事情は分かりましたですが俺達は個人個人に未来がある学生です突然こんなところに召喚とか漫画やアニメじゃないんだからありえない」

こいつはバカなのかと言いたいぐらいだが神谷はバカ真面目現実主義者野郎なのだ

あと「アニメ、漫画」の中にちゃんとラノベの入れろや!!と言いたいのをグッと抑える

話が通じないのかを察した女神らしい奴が神谷を無視して話を進めた

「私は神の使いである神帝聖使管のメノアと申します」

まさかの女神ではなく神帝聖使管と言う神使いらしい

「貴方達は異世界から来た強力な力を持った異世界勇者なのです」

クラスみんながざわめく中一人神帝聖使管に向かって発言した者がいた

「異世界勇者って(笑)」

一人、バカにしたような言い方をしたのはクラスメイト、まさにカースト上位みたいな女子グループのまとめ役のような女子 星水 恵である


「あのさ〜なんかすごい上から目線で言ってるけど私達俗に言う勇者?って奴なんでしょ世界を救う勇者を使管って奴が上から目線でいていいの?」

さすがカースト上位女子、使管とか言う明らかに目上の人にもこの態度 憧れも痺れもしないが、異世界に呼ばれすぐ勇者と言う立場を理解し利用している

「これはすみませんですが私にも使管としての立場がありますので」

透き通るような綺麗な声で使管は呟いた

こうして 俺達は約十五分間この世界のことを使管から聞かされた やはりこの世界には剣や魔法があるらしい 俺はウキウキが止まらない

俺の他にもオタクや他のクラスメイトも話を聞いて自分には特別で強力な力があると分かると大興奮していた だが釘を刺す用に今まで静かにしていた先生通称「メっちゃん先生」が声を上げた

「話は聞かせてもらいましたが流石に先生として大人として生徒を危険なことをさせる訳には行きません」

「貴方は?」

と使管が訪ねた

「私はこの子達の責任者です」

さすがだいつも明るく優しいく緩いメッちゃんが真剣に使管と話している

「なるほど、勇者様方の事情も分かりますですがこれは神からの神託なのです」

「神託?」

「はい、魔王倒す為に今日勇者を召喚せよとさすれば異世界勇者の中の真の勇者「聖雷の勇者が現れると」

 聖雷の勇者と言う言葉に皆耳を傾けた

「聖雷の勇者?」

「はい」

使管が頷いた

「なるほど聖雷の勇者と言うのが主役的立場なのかとうっかり俺は呟いてしまった」

俺はふと思ったもしかして俺達「聖雷の勇者」のおまけ的な立場ってこと? ありふれた展開的には展開なのだがと考えてる瞬間に使管があることを

話し始めた

「今から貴方達の魔力や魔法を鑑定させていただきます」

俺は遂に異世界王道展開来た〜!と思った

だがある言葉に引っかかった「魔力鑑定は分かるけど、魔法を鑑定ってどうゆう事だ?

「どうした? 巨北」

と神谷が話しかけて来た

どうやら真面目陽キャ現実主義者野郎の神谷でもやっと異世界王道展開を理解しつつあった

「いやおかしいと思ってな?」

「何がだ?」

「いやおかしいだろ確かに魔力鑑定やスキル鑑定は分かるが魔法鑑定はちょっと初見だ」

「ほーん魔法鑑定って言う奴は変なのか?」

「いやまあおかしいと思ってるだけなんだが」

と神谷と話している間に鑑定の準備が出来たらしい

「では藤波さんから」

「はいっ!」 


 藤波 瞳

容姿端麗、成績優秀、おまけに噂によるとボクシングも経験者とも言われているクラスのアイドル(?)的な立場だ

「おぉー」

と驚いたのは使管の周りにいるフードを被った使管補佐?と言う奴らだ

「これは素晴らしい「総合能力鑑定」ランク

プラチナです!」

「ふむ、これは最初から大当たりを引きましたね(歓喜)」

「では次」

「総合能力鑑定ランクシルバー」

「次!」

「次!」

と十五人ほどの生徒達が鑑定をして行った

すると使管が突然歓喜の大声を上げた

「素晴らしい! あなたが真の勇者「聖雷の勇者なのですね!」

クラスメイト達が全員がざわついたまさかの聖雷の勇者に選ばれたのは 俺っの幼馴染だった

「お名前を聞かせ貰ってもよろしいですか」使管が歓喜の声を上げながら言った

「えっと〜神谷 勇義です」

と困惑しながらも自身の名前を言った

「お〜神谷 勇義様! 素晴らしい名前です」

どっかのセールスマンかよ!っとツッコミたくなるほどのセリフだった

使管からの聖雷勇者誕生の歓喜から次えと鑑定していった遂に後の鑑定は俺とメッちゃん先生と他生徒二人だ

「さて次は巨北 ヴェリアさん?ですかね何やら変わった名前ですね」

「まあ〜はい」

要らん情報かもだが俺はフランス人と日本人のハーフだどうでもいい情報はともかくさて遂に俺の鑑定の番が来た!

「これはっ!」

何故か使管補佐や使管達が驚いた表情を浮かべた

「これは、「総合能力鑑定」魔力値は高い

筋力も高い 頭脳は少し高い 魔力出力も良い 素晴らしいと言えば素晴らしいのが

「特権魔法なし」「特有魔法なし」

「スキル 魔力吸収(マナドレイン)

身体能力強化 魔力感知

あとはスキルギフテッド 」

「これは!?」

「どうゆう事だ!?」

使管補佐達が何やら騒いでいる

「は? なんだよこの空気?スキルって当たりじゃないの?」と俺は疑問を抱いた

「確かに貴方のスキルな強いものが多いようですね」と使管が言い放った

俺は混乱した なんで強いスキルのはずなのに何故 こんな空気なんだ俺は疑問と何故か焦りがあった

「確かにあなたのスキルは強いものが多いようですしかしスキルと言うものはほとんど例がないのです」

「は?」

「ですからスキルには、スキルがどのようなものかスキルは魔法の一種なのか、魔法とは関係ない別の力なのか、情報が少ない スキルは今では

古代之未知なる力と言われていますが人は未知なる力を怖がり遠ざけ、挙句の果てに敵視をする者もいる」

「なんだよ...! 意味わからん、なんでだスキルってこうなんか強くて神にすらも匹敵する力みたいなもんだろ!」

「巨北っ! 落ち着け!」

 戸惑う俺に神谷が大きな声で声をかけた

「大丈夫だ、落ち着けスキルが魔法が魔力がなんだ! 特に緊急な問題はないんだろう?」

神谷は使管に強く言った

「はい、確かにこれと言って問題がある訳では無いです」

「ならっ!」

「ですが危機が訪れる可能性がある以上見過ごせません」

「危機の可能性とは何だ!?」

「危機の可能性とは神託にこうあります、「今日、召喚により多くの強力な力を持った者達が来る中には聖雷の勇者と言う、神に匹敵する可能性がある者が召喚に応じるだが共に来たスキルを持っている者が勇者の魔王を倒す宿命を大きく変化させてしまう」と  

なんだとスキルを持った奴がなんだよふざけんなよ俺は心で強く思った

「もういいですか? 後がつかえてますので」

「ふざげんなよ! 何が特有魔法だ 特権魔法だ 持ってる奴が全部偉いのか?違うだろ!?おかしいだろ!」

俺は何故かこんなに怒っているのか自分でも分からなかった

「神えの侮辱ですか?今の発言 神が与えた魔法を貴方が否定するとは」

なんとおこがましい、いいです?今ここであなたを殺すこともできるのですよ発言を気をつけなさい」

「何様なんだよお前は!」

と言いかけた俺に向かって星水が水の魔法攻撃を打ち付けてきた

「がはっ!?」

俺はどこかも分からない部屋空間の壁に叩きつけられた

「息がしずらい...痛い、」俺は頭の中が痛さや混乱、困惑でいっぱいになった

「あんたさ? 身の程をわきまえなよグズが」

と星水が罵声を浴びせてきた

とすぐさま神谷が俺を守りに来た

「やめろっ! 星水!!」

「なんですか〜? 聖雷の勇者様〜?[私はグズを片付けようとしただけですがー?」

と星水は高圧的な態度で神谷言った

だが神谷は憤怒の表情を浮かべ強く言い放った

「いい加減しろっ!」

俺は神谷に守られただが俺の中にある感情が爆発した、少しの混乱、安心感、怒り、憎しみ、恨み、復讐心

「やめなさい!」

神谷の後に先生も止めに入った

後、星水はイラつきの表情を浮かべて立ち去った

「良かった先生の魔法が回復にも聞いてるみたいで」

どうやら先生の魔法は自身や味方をバフ強化するらしい先生の魔法のおかげで痛みは大分引いてきた

「さて、ではこれから組を決めます」

何事もなかったかのようにあの腹黒使管は話を始めた・・・

「さてと組は決まりましたね?」

勇者組、魔法組、治療組、援護、サポート組「と言う感じでいいですね皆さん聞き分けが良くて指導者の教育が良いのですね」

腹黒使管は媚びを売るように先生に話ししかけている

「ぶっちゃけあの腹黒使管のお綺麗な顔面を蹴飛ばしてやりたい」と思ったが今は力量差が違うことぐらい俺にも理解は出来たと怒りを沸かせていたところ神谷に話しかけられた

「なあ、巨北お前うちの勇者組に来いよ」

「俺は神谷が居る勇者組ではなく、援護、サポート組に入ることにしたはずだが?」

俺は少し嫌味たらしく神谷に言った

「だけど巨北っ俺はお前と...」

「いいんだよ別に」

俺はひねくれた様に言った

「お前は聖雷の勇者様だぞ強い奴と組むのが一番良いんだよ」

俺は怒りや憎しみが頭に有りながら冷静に状況をちゃんと整理していた、多分だが王道展開的に俺は追放という形で退場するだろう展開的には追放された奴が山あり谷ありここから成り上がって強くなるみたいな展開を誰もが予想するが俺はお気楽野郎じゃないけどここからの展開は多分

「では今から魔法不適合者を追放します」

だろうな展開が読めすぎてんだよ

殺されないことは神谷の説得が有り分かっていたんで俺はどこか知らん土地、もしくはダンジョン、洞窟、なんかに飛ばすだろうと理解しているなので少し抗ってみようと思う まあここのシーンは追放者がなんか決めゼリフを言って

転移の流れだがダンジョンなんかに飛ばされるのはごめんだ

俺は力を蓄え、準備し確実に強くなる方法がちゃんとあるからこの考えがある理由は俺のスキルの一つ「スキルギフテッド」スキルは自身は自由に閲覧でき能力の細かな情報が書かれている

「スキルギフテッド」の能力情報・・・スキルギフテッドとは己が成長する事にスキルが手に入る、成長の振り幅によっては 強いスキルが手に入る、獲たスキルは自由に管理できる、要らない場合は捨てることが出来る。このスキルのおかげでみ優位を得ることが出来ると思えた」

「これならいける俺は強くなれる、成長できる!!

王道なろう系ならここで主人公が挫折や危機からの脱出からの成長があるだろうが

俺は違う正義系主人公でも勇者でも魔王でもないだから 俺は強くなって神帝聖使管のあの綺麗なお顔を泣き顔でぐちゃぐちゃにしてやるその時までは俺は死ねない、死んでたまるか

これは「俺が神帝聖使管より強くなって余裕ぶっこいてるクラスメイト共を叩きのめすお話だ...」

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