第8話 面白い物語とは
今回は自分が思う、面白い物語について考えていきたいと思います。というのも、先日、興味を引かれて買った「誰が勇者を殺したか」という小説を読んでみて、とても面白かったので、記憶が新しいうちに考えようと思いました。泣けたし、読後感もスッキリとしたもので素晴らしい作品でした。
大長編の作品もいいのですが、最近の自分は小説一冊分で終わる長編の物語を好んで読んでいる気がします。というのも自分が、小説を買う時は紙媒体の本が欲しいと思っているのが大きな理由です。
電子書籍もあるのでしょうが、スマホで読むのならWEB小説で十分かな、と考えています。WEB小説なら無料でスマホさえあれば、気になった作品を読めるのでコスパがいいんですよね。
そこで小説を買うなら、紙媒体の一冊で完結する物語が好きだと答えました。紙媒体は読める時間が限られています。そして働いている今、物語を読むのなら最後まで読み切りたい。
「じゃあ電子書籍を買えよ」となりそうですが、自分自身わがままな人間で、変なこだわりがあるのかもしれません(笑)
後、お金を払うならデータじゃなくて物体として欲しいんです!
新品にしても中古にしてもある、本独特の香り。
ページをめくるたびにある、さらりとした上質な紙の肌触り。
表紙を飾る魅力的なイラスト。
本棚に並んでいるその本を見るたびに思い出す、その本の物語と思い出。
物体として存在するソレには、芸術品のような価値のある確かな魅力を感じる。だからこそ本を買うのなら、電子書籍というデータではなく、紙媒体として欲しいんです!
デメリットとしては、本は場所を取るというところでしょうか。ですが、部屋を埋めるほどの本を読めるのなら、それは知識としての財産になるでしょう。さらには、読んできた本の山を見て自分の経験を目視化できると考えたら、場所を取るだけの価値はあると考えます。いざとなれば売ればいいですからね。もしかすると数十年後には、今以上の価値がついているかもしれませんし……。
ここまで読んでくれた方なら気づいているかもしれません。
……話が大幅に脱線してしまっているということに。
というわけで、話を戻して面白い物語について、改めて考えていきたいと思います(無理矢理)
・キャラクター
・ストーリー
・構成
・設定
・文章力
どれも大切な要素です。この中でも重要視するべきなのはどれなのか……悩みますね。ラノベはキャラクター文学と言われるぐらいなので、キャラクターの魅力は大切でしょう。
そして、そのキャラクターを引き立てるストーリーと構成、そして世界観や設定が重要になってくると考えます。
文章力に関しては、ハッキリとした正解が難しいので、重要ではあるのでしょうが、臨機応変に書いていく必要がありそうです。長ければ良いというものでも無いでしょうし、じゃあ短いのが良いかと言われると、何とも判断に困ります。しかし、物語として面白ければ、文章が長かろうと、短かろうと、読者は満足感を得られると感じます。
面白い物語を作るには、やはりテンプレや起承転結、序破急などの知識を使うべきなのでしょう。確かなレシピでしょうからね。
そして、そんなレシピ通りの物語という名の料理に、自分自身が面白いと思うもの、美味しいと感じるものをアレンジしてみる。さらなる次のステップで考えれば、自分が美味しいと感じるものだけでなく、他の人も面白いと感じるもの、美味しいと感じるものを、考えられるようになったらさらなる成長をしたことになるでしょう。
自分は、処女作からいきなり大長編である物語を書き始めています。
「乗るな鰯ン! 戻れッ!」と書き始める前の自分に言いたいところですね(笑)
めちゃくちゃ後悔しているわけでは無いんです。自分の好きを詰め込もうとしている作品なので。だけど、大長編を書くには、本来であればもう少し下積みが必要だったと感じさせられていますね。
起承転結や序破急の構成に沿った短編(1万字~3万字)を一作。
書いた作品に対して、P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)を使う。
そして、再び短編or長編(10万字以上)を一作。
再び書いた作品に対して、PDCAで自分自身に磨きをかける。
そして、再び長編or大長編(30万字以上)を一作。
という流れで書いていくのが良かったのでしょう。
まぁ書き始めてしまったら後の祭りなので、作品は完結まで持っていきたいところです。作品を書き始めた以上、生み出した以上は、作者としての、親としての責任がありますからね。
そんなわけで書き始めた「始源の女神と終末の黒竜」ですが、せっかくなので、章ごとに色々と試しながら書いています。
三章は……
起(序破急)、承(序破急)、転(序破急)、結(序破急)
の流れで、大プロットを組んで書いてみています。この挑戦がどういう結果になるかは謎ですが、自分自身、考えるよりも行動してから覚えるほうがやりやすいので、確かな経験は得られると考えています。
成功する人は10回の挑戦の内、9回は失敗しても10回目で成功するという話をみたので、まずは挑戦することが大切なのだと思います!
最後に一言。
じゃあ、いきなり大長編に挑戦したのは尚更不味いのでは?
――Excellent、その通りでございます。
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