ミニ四レーサー道
永遠の絆
第1話 始まり(スタンバイ) 前1
此所は、日本のとある都市の住宅街に建っている、
とある住宅の一室。
そこでは、一組の男女のミニ四レーサーが、家庭用のミニ四駆コースで遊んでいた。
「う~ん、やっぱり、バンパーカットしなきゃあ、
これ以上のタイムは、縮める事ができないわね‼」
「三葉も、そこにたどり着いたのか?」
「うん、
二人が、居る部屋は、三葉の家のミニ四駆コース専用部屋で、
2レーンコースが、設置されている、
レイアウトは、基本のオーバルで、、
練習しか、出来ないが、三葉は、いずれ、資金が貯まって、実家を立て直したとき、
ミニ四駆専用プライベートコースを設置するのが、目標だ。
因みに、この二人は、幼馴染みだ、幼、小、中、高と全て同じクラスだった。
その為、中と高校では、周囲からは、幼馴染みのカップルとして、認知されていたのだった。
「三葉お姉ちゃん、と勝利兄ちゃんは、本当に交際していないの?」
二人が、一緒に居るときの定番の疑問を質問したのは、
「みなちゃん、あんた、家のコースの常連で私たちの関係を知っているでしょう」
「水無月、このくだり、もう何度目だよ、わざとだろ」
みなちゃんや水無月と呼ばれた、
女性の名前は、【月夜見 水無月】《つきよみ みなずき》、
この三葉専用プライベートコースの常連で、三葉と勝利の関係を既に知っている。
「だっ~て、相変わらず、仲が良いのだもん、遂に発展したと、思うじゃ無いの、
発展して無くて残念だよ、お似合いなのに」
水無月に残念がられた、二人は、
「みなちゃん、勝利には、既に恋人がいるよ、あたし、
じゃあ、無いけど」
三葉が、そう言うと、水無月が、目を光らせて食いついてきた。
「誰‼どこの誰?、写真は有るの?、私達姉妹が知っている人なの?、
有名人?ねぇ誰?教えてよ」
水無月の圧に負けて、勝利は、愛用のiPhoneから、
彼女とのツーショット写真を水無月に見せた。
「フェ‼、三葉お姉ちゃんより、大きい物が二つ有る、
身長は、三葉お姉ちゃんより、若干小さい、
顔も小顔で童顔、
勝利兄ちゃん、この人の年齢は?、
えっ?、これで、成人しているの?
これは、合法ロリ巨乳だ」
勝利から写真を見せて貰った、
水無月が、この写真を拝見した、全員この女性の年齢を確認すると、
100%同じ答えになる。
「勝利兄ちゃん、ミニマムリストだったのね‼」
水無月の指摘に三葉は、
「みなちゃん、今頃知ったの?
こいつは、成人女性で低身長であたしよりもバストサイズが上で四輪の免許証持ちの異性が、好みよ、この彼女さんと出会う間での好みの女性の例えが、
VYouTuberの宝鐘マリンがタイプって言ってたわよ、
しかも、こいつ、当時、このYouTuberにガチ恋していたから」
「うわぁ~
それは、マジですか?」
三葉と水無月が引きながら、勝利を視ると
「俺の、好みをキチンと理解してくれて、尚且つ、VYouTuberの押しのカテゴリーが、同じホロライブで、押しも、同じ宝鐘マリンなんだよ、
四輪の免許証は、現在取得に向けて教習所に通っているよ、
明日が、卒検だよ」
勝利が、ニコニコしながら、現状報告した。
「勝利兄ちゃんの交際状況は、判ったから、どうでもいいとして、
それよりも、三葉お姉ちゃんの方は、彼氏は、作らないの?」
「今は、要らない」
水無月の質問に即答した、三葉だった。
「三葉お姉ちゃん、即答って、そこまで作りたくない理由は?」
「それは、勝利が、今まであたしに、ベッタリだったからよ、
そう言えば、彼氏を作らない理由をまだ話していなかったわね、
こいつは、公共施設以外だと、あたしに付いてくるのよ、
コバンザメや金魚の糞見たく、しつこいたらありゃしない、」
「へっ? それ本当?」
「本当よ、このミニ四駆コースは、レイアウトは、昔とは違うけど、
設立したのは、あたしが、小学生の高学年の時に、
お父さんとお母さんに頼んで、秘密裏に設置したのよ、
当時あたしのコバンザメだった、こいつに知られたく無いから、
去年まで、誰にも教えて無かったのよ」
この三葉専用プライベートコースの存在を公開する事にした理由が、
勝利に初めての彼女が出来て、彼女さんと顔合わせを終えたからである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます