第24話 岩宗治生『ウスズミの果て』
岩宗治生『ウスズミの果て』1~3巻を読んだ。
アポカリプス後の世界を描いた漫画だが、人類文明を滅ぼした断罪者という怪物はまだ生きている。
主人公丑三小夜は断罪者の根絶と世界の浄化、生き残った人類の保護のため旅を続ける。
ポストアポカリプスの傑作少女終末旅行のような胸を抉る詩情がここにもある。
特に一巻の「転居」と二巻の「図書館」のエピソードは堪らない。
見開きの大きな絵を緻密なリアリズムと詩情で同時に満たす画力も凄い。
タイトルは「薄墨=灰色の世界の果て(に色彩=希望を見いだす)」という意味であろうか。
今後の展開が楽しみだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます