第5話 海辺の街

 海沿いの静かな街にあるラブホテルの前に、アリスとヒロが到着した。夜の海は静寂に包まれ、遠くには灯台の光が点滅している。ホテルの外観はシンプルながらも落ち着いた雰囲気を醸し出しており、緑に囲まれた建物がリラックスした空間を提供していた。


 アリスは車から降りると、海の風を感じながら深呼吸をした。「ここ、いい雰囲気ね」と彼女が言った。ヒロも同意し、微笑んで彼女の手を優しく引いた。


 ホテルのロビーに入ると、柔らかい光がふわりと灯り、リラックスした空間が広がっていた。フロントのスタッフが温かい笑顔で迎え、アリスとヒロの名前を確認しながら手続きが進められた。チェックインが終わると、スタッフが鍵を手渡し、二人はエレベーターで自分たちの部屋へ向かった。


 エレベーターを降りて部屋の前に立つと、アリスは少し緊張した様子でヒロを見上げた。「準備はいい?」と彼女が尋ねると、ヒロは優しく頷き、彼女を励ますように手を握った。


 ドアが開くと、部屋にはシンプルでありながらも心地よいインテリアが整っていた。大きなベッドと窓から見える海の景色が、二人に落ち着いた雰囲気を提供していた。アリスは部屋を見回しながら、安心したように微笑んだ。「ここでリラックスできるね」と彼女が言った。


 二人は部屋に入り、ゆっくりとした時間を過ごす準備を整えた。海の風が窓から吹き込み、心地よいひとときを演出していた。


 ### 雨の後の訪問


 マサは屋台での出来事から数日が経過し、彼が引き受けた詐欺師の証拠集めの依頼に取り掛かっていた。雨が止んで晴れ間が広がる中、マサは次の手がかりを求めて海辺の街へと向かった。海の匂いと波の音が心地よく、雰囲気は穏やかだったが、マサの心は依然として重かった。


海辺の街で、マサは情報を得るために地元の薬剤師を訪ねることにした。薬剤師の男性は、患者の健康に関する情報を提供することが多いが、町の裏事情にも詳しいと噂されていた。


「お待ちしていました、マサさん」薬剤師は温かい笑顔で迎えてくれた。「あなたが探している詐欺師について、何か手がかりがあるかもしれません」


 薬剤師は、詐欺師が最近、医者や社長との接触を持っているという情報を提供した。特に、海辺の街にある豪華なリゾートホテルの社長と頻繁に連絡を取っているとのことだった。マサはその情報を手に、リゾートホテルへと向かうことにした。


 リゾートホテルでは、社長が鹿肉の料理を振る舞う小さなパーティーが開かれていた。社長は地元の名士で、多くの人々に尊敬されていたが、彼の周りには不穏な空気が漂っていた。マサはそのパーティーに忍び込むと、詐欺師の姿を発見した。彼は社長と親しげに会話を交わしており、その様子から何か裏がありそうだった。


 パーティーの最中、マサは社長の親しい医者と話す機会を得た。医者は優しくも謎めいた雰囲気で、詐欺師との関係についてはあまり多くを語らなかったが、彼の動きに注意している様子が見受けられた。医者はまた、彼の父親が苦労して建てた病院のことを話し、その一生懸命さに感心する一面を見せた。


 マサはその後、社長に近づき、彼の背後に潜むビジネス上の問題や人間関係の複雑さを探ろうとした。社長は、彼のビジネスにおける「親しき人」や「困難な課題」について話し、実は彼自身も詐欺師とつながりがある可能性が高いことを匂わせた。


 日が暮れ、パーティーが終わる頃には、マサは一連の出来事から詐欺師の活動に関する新たな手がかりを得ていた。彼は、詐欺師の次のターゲットが大きなビジネス契約を狙っていることを突き止めた。苦労して得た情報を元に、マサはこれからの計画を練り直し、詐欺師の活動を阻止するために行動を起こす決意を固めた。


 海辺の街を後にしながら、マサは自身の苦労と試練を乗り越えようとする強い意志を持ち続けていた。そして、彼の前にはまだ解決すべき多くの問題が待ち受けていることを、改めて実感するのであった。


「やっぱりこっちも反応していたね……下着が濡れてるよ……勝負下着がヌルヌルになってるよ」


「いや……言わないで……」


 アリスが腰をくねらせ続ける。


「アリスはがグリグリ刺激するから、大きくなっちゃったよ」


 ヒロはズボンの前の膨らみをアリスの尻にグッと押し付ける。

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