79話 【なんでも射殺したい男はLV2になりました】
私達を追っている一人の少女に、私達は走って近づきました。
ちょっとは可愛い少女ですね。
「選びなさい、このまま殺されるか私の配下になるか」
「私のレズハーレムに加わるか」
ちょっとは可愛い少女が望むのなら、私の配下に、私のレズハーレムに加えてあげましょう。
望まないなら殺します。
「いったぁぁぁ!」
ちょっと可愛い少女が痛みにより悲鳴を上げます。
わかります。
弓で射られると痛いですよね。
私も、射られましたからわかります。
「え、ちょっと、何」
「今、私、誘われてたわよね」
ええ、私としては、ちょっとは可愛い少女の貴女を配下に、レズハーレムの一人にしたいのよ。
「なんで、もう弓で射られてるの」
なんでと言われても困ります。
「それはね、私の配下になんでも射殺したいイカレ射野郎がいるからよ」
「ぷるぷる」
「約束なんて通用しない」
「怖いの」
「ひぃぃ」
「小脇に抱えられた幼女がぷるぷる震えてるわ」
「この幼女も、私達と一緒に、上林を追ってた幼女じゃないのよ」
「誘拐よ」
「幼女誘拐よ」
「これが、上林月恵の悪の所業なのね」
「ぷるぷる」
「実椿は誘拐されてるの」
「ひぃぃぃ」
【なんでも射殺したい男はLV2になりました】
「ひぃぃぃ」
「悪の仲間がLV2になったわぁぁぁ」
「もうおしまいよぉぉ」
「いや、まだおしまいではない」
「お前はまだ生きている」
「え」
「そうね、私、まだ生きてるものね」
「ああ、だから射殺す」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
「やめろイカレ射野郎」
環希ちゃんが、規生君を止める。
「ええい、邪魔をするな」
「殺さないで殺さないで」
「私一人で、上林月恵にかなうわけないし」
「上林を追っていた人達も配下になってるし」
「やっぱり、これが上林よ」
「貴女、本当に上林なのね」
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