14.「まずは快楽を耐え忍ぶ修行じゃ!♡ペロペロされても耐えれる強靭な精神力を養うのじゃ!♡」

キツネの少年の朝は早い…


まだ日が出る前から起き出し、身支度を整える。

そして朝食の準備を始める。



「ふんふんふ~ん♪」



今日は何を作ろうかな。やっぱり師匠が好きな物が良いよね。

少年は頭の中で献立を考えつつ、調理を進めていく。



「よしっ今日の朝ごはんは鮭の塩焼きと味噌汁と白米だ!あと卵焼きも!」



少年は料理を作る事が好きだ。というか家事全般が好きである。

特に食事は毎日の事なので、作る側としても気合が入るのだ。

だがこの世界は前世とは違い文明の利器など存在しない。火を熾すにも薪が必要で、水だって井戸から汲んでこなければならないのだ。


だから食事一つとっても準備に時間が掛かる…


と言いたいところだがここは魔力やら妖術やらがある世界。不思議なぱわぁでどうにかなってしまうのであった。

薪など焚かなくても忍術で火を出せばいいし、水も妖術で生成すればいい。少年は火や水は一体何処から来ているのだろうと考えた事もあったが頭がおかしくなるような気がしたので考えない事にした。


そうして少年は朝ごはんの支度をする。手際よく進めていき、あっと言う間に出来上がった。

いい具合に焼き上がった鮭に、丁度良い火の加減で炊けたご飯。出汁の効いたお味噌汁に、ぷるんとした食感が堪らない卵焼き。どれも自信作であり、きっと喜んでくれるに違いないと確信している。

少年は逸る気持ちを抑え、食卓に運ぶ。



「さぁ、次は師匠を起こさないと」



配膳を済ませると寝室へと向かう。

そこには布団を蹴飛ばし、大の字になって寝転がっている幻魔の姿があった。



「うーん、相変わらずお行儀が悪いですね……」



少年は苦笑いを浮かべながら彼女の股に手を突っ込み、下着を脱がせた。



「んっ……♡♡♡」



すると幻魔は一瞬目を覚ますものの、またすぐに眠ってしまった。



「師匠はしょうがないなぁ……♡♡♡」



少年は呆れたような声を出しつつも、どこか嬉しそうだ。



「ほら、もうこんなになって……♡♡♡」



少年は幻魔を弄り始める。



「あぅ……♡♡♡」



幻魔は小さく喘いだ。


「ふぅ……♡♡♡う……♡♡♡」



幻魔は切なげな吐息を漏らしながら身をよじらせ、少年にしがみつく。

少年は更に激しく責め立てた。



「はぅ……♡♡♡ひゃうっ♡♡♡」



幻魔は無意識のうちに腰を動かしており、少年はそれを見逃さなかった。



「もう我慢出来ないんですね♡♡♡良いですよ♡♡♡沢山してあげますから♡♡♡」



そう言うと少年は幻魔に口を近づけ、差し込んだ。

幻魔は更に激しく反応し、脚を閉じるが、少年は強引に押し開く。

そしてそのまま吸い付くように舐め回し始めた。

幻魔は寝ながらも感じてしまい、無意識のうちに自ら快楽を求め始めた。

少年はそれに答えるかのように、より強く彼女を追い詰めていく。



「んぁ……♡♡♡ぁ……♡♡♡」



幻魔はすっかり蕩けきっており、呼吸も荒くなっている。

もう少しでイかせる事が出来そうだ。少年はそう思い、トドメを刺そうと口の動きを早めたその時だった。



「ん…♡♡♡♡♡♡♡♡♡ああああ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」



幻魔は絶頂を迎えたのか、大きく仰け反る。



「はぁ……♡♡♡はぁ……♡♡♡」



幻魔は肩で息をしながらぐったりとしている。

少年はそれを見て満足げに微笑むと、彼女の頭を撫でた。



「おはようございます、ママ♡♡♡」


「ああ……おはよう、我が息子よ……♡♡♡」



おはようのキスをする母と息子…。

これは幻魔が教えた事で男が女を起こす時には何かを舐めて起こすのが習わしらしい。



まぁ嘘だろうけど。



だが少年にとってはそれが嘘か本当かはどうでもいい。彼は気持ち良ければ何でもいいのだ。



「朝餉が出来ていますよ、師匠」


「もう…寝室ではママと呼べと言ったじゃろう…♡♡♡」



幻魔はそう言いながら少年に抱き着く。

二人は再び唇を重ね、舌を絡め合った。そしてお互いの存在を確かめ合うようにして抱擁を交わす。



「今日も元気で何よりじゃ♡♡♡さて、朝ごはんを食べようかの♡♡♡」



幻魔は少年から離れると、着崩れていた着物を直し、食卓へと移動していった。

少年もそれに続き、二人で朝食をとる。



「う~ん、お前の料理はいつも美味しいのう」


「ありがとうございます!」



幻魔の言葉を受け、少年は嬉しそうにはにかんだ。

毎日してる事とはいえ褒められるとやはり嬉しいものである。



「さてと、食べ終わったし、修行を始めるぞ」


「はい!よろしくお願いします!」



食事を終えると、早速幻魔による指導が始まる。いつものお決まりの流れだ。

少年は気合十分といった様子で返事をする。



「まずは!」


「はい!」


「まずは快楽を耐え忍ぶ修行じゃ!♡♡♡身体をペロペロされても射精せぬ強靭な精神力を養うのじゃ!♡♡♡」


「はい!♡♡♡」



最初は房中術(?)の修行である。

少年の一日はこうして始まるのだった。




―――――――――




午前の修行が終わると幻魔と少年は一緒に昼食を取る。そしてその後、幻魔はお昼寝…もとい瞑想タイムに入るので少年はその間、家事を行うのだ。

洗濯は妖術で大きな水の玉を空中に出し、その中で行う。汚れ物はその水玉の中で渦に巻かれ綺麗さっぱり洗われてしまう。

そして物干し竿に干すとこれまた妖術で風を発生させ乾かす。やはり便利である。

一見ただの家事に見えるが妖術の修行にもなる。お陰で少年は妖術の扱いが上手くなった。


そして今日も少年は洗濯をしようと籠を持って外に出る。晴れ晴れとした日差しが心地よい。



「よいしょ…よいしょ…」



今日も洗濯物が大量だ。これを一人でやるのは骨が折れるが、これも強くなる為に必要な事なのだと言い聞かせながらせっせと手を動かす。



「ふぅ……あと半分くらいかな」



そう呟いた時だった。



「ん?これは……?」



籠の中の洗濯物…その中にある物を見つけた。

それはパンツだった。可愛らしいピンクの下着…



「これは師匠の…」



少年はそれを手に取るとまじまじと見つめる。

すると幻魔の顔が脳裏に浮かび上がった。



「うっ……♡♡♡」



少年は顔を赤らめる。

いけない……師匠の…母親の下着を見て興奮するなんて……。

少年は煩悩を振り払うかのよう

に頭を振ると、籠の中にそれを入れた。

……しかし少年はどうしてもその下着の事が忘れられなかった。



「ごめんなさい……師匠……♡♡♡」



少年はそう言うとその下着を自分の顔に押し当て、匂いを嗅いだ。



「あっ♡♡♡だめっ♡♡♡師匠っ♡♡♡ママっ♡♡♡」



妄想に浸っているうちに少年は興奮してきた。

少年の鼻孔にパンツ越しに伝わる幻魔の女性器の香りが入り込む。甘い蜜のような……それでいてどこか酸っぱさを感じさせるような独特な臭いがした。



「あぁ……♡♡♡ダメなのに……♡♡♡」



少年は必死になって自制しようとするも、一度火のついた身体を止める事は出来なかった。

少年は夢中で自身を刺激する。



「うぅ……♡♡♡気持ち良い……♡♡♡」



少年はすっかり蕩けた表情を浮かべ、腰を動かしていた。

だがまだ足りない……もっと……刺激が欲しい……♡♡♡ 少年は我慢出来ず、パンツを口に含んでしまった。



「んむ……♡♡♡ん……♡♡♡ちゅぱっ♡♡♡」



そのまま舌先で舐め回す。唾液が染み込み、より一層濃い味が口内に広がっていく。



「れろっ♡♡♡ぴちゃっ♡♡♡」



少年は夢中になって舐めた。パンツに染み込んだメスの匂いが脳内まで侵食していく。

少年はパンツに夢中になり、貪るようにしゃぶりつく。まるで赤ん坊のように一心不乱に吸い付いていた。



「はぁ……♡♡♡はぁ……♡♡♡」



少年は息を荒げながら更に激しく動き続ける。もう止められない。欲望のままに動いていた。



「うぅ……♡♡♡ママぁ♡♡♡」




―――――――――




「はぁ~……♡♡♡」



少年はぐったりと脱力し、その場に座り込んでしまう。暫く動けそうもない。



「どうしよう……このパンツ……」



少年は困ったように呟くと、とりあえず空中に浮かばせた水玉の中にパンツを放り込んだ。

これで綺麗になってくれればいいが…そう思い、少年は再び洗濯を再開した。


少年の家事はまだまだ続くのであった。




―――――――――




夕方…夕日が赤く空を染める頃、少年は風呂を炊く為に薪を割っていた。



「はっ!」



気合を入れ、手刀を振り下ろす。薪は綺麗な弧を描き、真っ二つになった。

少年は満足気に微笑むと、次の薪に手を伸ばす。

その時、頭上空高くから鳥の鳴き声のようなものが聞こえてきた。

少年は上を見上げる。そこには翼を羽ばたかせて宙に浮かぶ巨大な鷹の姿があった。



「あ!タカさんだ!おーい!」



少年はその姿を見るや否や大きく手を振り、名前を呼ぶ。

するとそれに気づいたのか、鷹はゆっくりと下降して少年の元へと降り立った。



「ぴぃ~」


「元気にしてた?」



少年は嬉しそうに笑いながら話しかける。

鷹は小さく鳴きながら少年の頬に頭を擦り付けた。

少年はその仕草に癒されながらも、鷹が持ってきた風呂敷包みを受け取る。



「いつもありがとうね」


「ぴぃ」



少年はお礼を言うと、早速中身を確認した。中には米や野菜などの食材が入っている。

この巨大な鷹は人里離れた山と険しい崖に囲まれたこの地に食料や物資を運んでくれる貴重な存在だった。

どうやら幻魔が雇ってる鷹のようだが詳しい事は少年は知らなかった。



「わぁ、今日は牛肉がある!嬉しいなぁ」



少年は笑顔でそう言うと、鷹の頭を撫でる。

鷹は目を細めて気持ちよさそうにしているように見えた。少年はそんな姿を見ながら和んでいた。

巨大な鷹のタカさん…。謎多き鷹であるが、少年にとって彼(彼女?)は大切な友達だった。



「また今度もよろしくね」


「ピィ」



少年の言葉に鷹は短く返事をする。そして再び飛び立っていった。

少年は手を振りながら見送る。



「さてと……今日の晩御飯は何にしようかなぁ」



少年は夕食のメニューを考えながら家へと戻った。




―――――――――




幻魔家の風呂は大きい。大きな岩で作られた露天風呂だ。

幻魔曰く、家を建てる前からここに存在していたらしい。少年はこのお湯に浸かるのが好きなので、毎日欠かさず入っている。

たまに野生動物が入りにくる事もある。猿を始めとして猪や鹿など……

少年はそんな動物達とも仲良しで、よく一緒に遊んだりしている。


だが、今日に限っては動物は一匹もいなかった。

何故かと言うと…



「ほぉ~ら♡♡♡もっと頑張らないとダメじゃぞ♡♡♡」


「うぅ……♡♡♡あっ♡♡♡あぁっ♡♡♡」



露天風呂の湯気に紛れてパチャパチャと水音が聞こえる。

それは誰かが激しく動いている音。その正体は……幻魔と少年だ。

幻魔はその豊満な胸を




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



幻魔「申し訳ないがこのシーンは健全版では誤魔化しきれないので流石にNG」(指でバッテン)


白狐くん「そんなぁ」



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★




「もう……仕方のない子じゃ♡♡♡」


「あぁっ♡♡♡」



露天風呂で夜な夜な繰り返される情事。

母と息子の秘密の時間はまだ始まったばかりだ。


こうして、少年の一日は過ぎていくのであった……。

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