あれ、これ触覚も騙せるんだってさ! 魔力で
「まあまあ。宅配便早くに届けて来てくれたし、やってみようぜ。4人で。
ここらへんかな。暴れた拍子に魔導PCひっくり返すのだけは防がないと」
そう言って、ミハエルが部屋に魔導マットを敷く。
4人で暴れても互いにぶつからないくらい大きいマットだ。
「これ、つけるのね。これつけたらさ。五感がVRに持ってかれてこっちの元の世界で無防備になるって聞いたんだけれど…………」
足をもじもじさせつつ、
「あ~パンチラとか防御出来ないね。あと五感全てじゃなくて視覚聴覚だよ。視覚聴覚VRに持ってかれてるから確かにスカートの女の子がVRしてる時はスカートの中覗き放題だね」
といいつつ、アリウスもゴーグルをつける。
「覗かないでくださいね。ミハエル、フレッドにアリウスさん」
ゴーグルつけた
「え~VR中はいくらスカートの中覗いても気づかれないんだから、じっくり様々な角度から覗きたいなぁ~」
「やぁ~だぁぁっ! やめてよ~!」
とミハエル。彼は
「いいねぇ~それ。角度にこだわってのぞけるわけだ。
ミハエルとフレッドがゴーグルをつけた
ミハエルとフレッドはウシシシシ、と下品な笑いをした。
「ちょっと! 純白って! 今見た!? いくら知った仲だからって、許さないんだから! もう! やだ! 周りにいるんでしょう! ミハエルさん、フレッド!」
聴覚は現実のも聞き取れる状態で、視覚は完全に持ってかれてるから、
「アリウスくんかもしれないじゃーん」
「いや、僕はんな事しないって!」
アリウスが抗議する。
「いてて」
ミハエルが
「うわ! ほらいわんこっちゃない! 踏んじゃったじゃないですか! ミハエルさん大丈夫ですか」
「大丈夫じゃないからもっとパンツ見せて。おっぱいでもいいよ」
「バカ、アホ! 豆腐の角に頭ぶつけてしんじゃえ!」
「まぁ
ミハエルがフレッドに対してそういう。
「オッケオッケ。
「……最悪。いいぃ~~~~~~っだ! 何が人のパンツとお尻見飽きたよ。わたしアリウスさんと結婚した方がよかったなぁ~。ミハエルさんにフレッドは嫌だって言ってるのにパンツ覗いてくるもんなぁ~! はぁ~ぁあんっ!」
「あはははは……」
アリウスが引き気味に笑う。
「これ
と、ミハエルが欲望にまみれたことを言う。
「お、じゃあ誘う!? 風音ちゃん」
フレッドが乗ってくる。
「くっ! 本当最低! 風音ちゃんに伝えないといけないわね……。このアホ2人が、VRで、あなたのお尻とおっぱい思いっきり狙ってるって!」
「あれ、これ触覚も騙せるんだってさ! 魔力で。あれー、僕が知らないっておかしいなー」
キャラメイクを終えたアリウスがゲーム内説明書を開き、そのことに気づいた。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
キャラメイク。VRでは手だけのモデルという形も多いが、今回はキャラメイクする方だ。
フレッド、アリウス、
ミハエルは――
「これさー、体ぬりかべでさー、顔100個あって、ち〇こ1億本あるキャラ造形にしたい。ち〇こは天狗の翼攻撃見たく自分の体から離れて全方位攻撃できる、で、役目終えたら体にガシャーンと再びくっつく、1億ち〇こで。すごくない? それって?」
「どんな化け物になりたいのよ! そんなキャラメイクできないわよ!」
たまらず
「ミハさん……そりゃあ無理だぜ……今の最先端技術よりミハさんの頭の方が未来に生きてるぜ…………」
フレッドが右手でGooDの手ぶりを作りミハエルに向ける。
「ち〇こ天狗の羽根みたいに飛ばしたい全方位攻撃をち〇こでしたいってとんでもない願いだねえ…………神様が聞いたらどんな顔するんだろ」
ドン引きの顔でアリウスが猫背になって腕をだらーんと前に倒してドン引きであることを主張する。
「むう――仕方ないな。ち〇こ1個までか、1個限定か」
結局、ミハエルもリアルと同じような3Dモデル造形にした。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「あひゃひゃひゃひゃ! ち〇こ天狗の羽! おもしろ!」
男の天照、
神の威厳も何もない笑い方だ。
「どうしたんですか……ホアカリどの。そんなとんでもない笑い方して」
「わが頭領、
天照の妻、竜神
大天狗の
「いやあ、
天上界は、今日も平和です。
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