潜む危険を回避してそこに在る

柴チョコ雅

第1話 一家でカレー屋を通り過ぎる

 夏休みなので、ちょっと日曜日に外食にー。


 ドライブで大型本屋さん(本屋さんめっきり減りました)。楽しんだあとにはどこかでお昼を。


「あっ、本格現地こだわりインドカレーの旗ーどう?」


「でっかいこの像が目惹くねぇ」


「やっ、待てこのメンツで内容が分からないかもしれないお店は……」


例えば、


『今日はエビが安かったのね〜。シーフードカリー流行りね〜隠し味にいれてみた〜。』


『玉ねぎ炒めるとちょっとになるねー、だから沢山沢山入ってるよ。』


『スパイシー&ガーリック』


『当店のライスはバターライス』



こんなサービスがインドの言語(Wiki様をポチっとしましたらインドって言語が豊富だそうです。)で明記または、秘密裏に行われてしまったら4人トイレの住民になります。


 まずは甲殻類アレルギー持ちと、ネギで下痢する者とにんにくで下痢する者がおります。4ヶ月前からバターで下痢する者が出現しました。


 特にバターの者が即、お花畑いきです。甲殻類アレルギーは年々症状が悪化しており色々と危なく、ネギとニンニクの者どもはまだ食せるけれど量によっては彼の地を占領。


 そして家には7人に1つのトイレです。(外には60年前は新築であったボットントイレがありますが、滅多に使わないです。)4人がそうなっちゃいますといろいろと危険であります。


 凄く美味しそうなお店を後ろ髪ひかれながら後にして入ったのは


 某回転寿司チェーン店になりますです。はい。


 甲殻類アレルギー持ちは果物アレルギー持ちかつアニサキスによる腸閉塞を経験後生魚もダメになりまして、穴子を食べたり卵を食べたり。バリエーションが豊かで有りつつの様々な食材が一品に含まれていない(例えば焼き肉のタレだとりんごとピーチとパイナップルが入ってしまう)回転寿司、有難うございます。毎度お世話になりがちです。


 今回このエッセイを書きながら、かの店を調べました。最近は便利です。地名と大きい像と入力するだけで写真がポンと。


「あれ?カレー屋さんとは書いてない!えっ、何料理の店?ここで合ってる?」


運転手に確かめると、


「それだろ。その道にそんなにでっかい像、他にあるかいな。」


冷静にかえされました。はい。



 

 








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