海月

@ozisa

第1話

私は最近、世界が綺麗に見える。

「せっかくだから私が好きだった所を巡ろう!」

一番綺麗な所は最後にしよう。最初に水族館に行こうと思い、私はルンルンと足を動かせた。ここは昔私が小学生4年生の時に来た所だ、お母さんは今何をしてるのかな。そんな事を考えていると私が水族館で一番好きな所に来ていた。私は昔からクラゲが好きだった小学生の時お母さんにクラゲは死んじゃったら水に溶けるんだよとお母さんに教えてもらってからクラゲをもっと好きになった事を今でも覚えてる。そんな事を考えていたら時間がなくなってしまうから次のところへ行こう。そうして私は次の場所へ行く、歩いていると綺麗な百合の花見えてきた、久しぶりに来て私は別世界に行ってらようで心が癒される感覚が私は好きだ、百合に囲まれて寝てみたいなと思い少し寝ることにした。気が付くとあたりは暗くなっていた。暗くなってしまい、明るいうちに行きたかった所は行けないけど、暗くても綺麗な場所があることに気づき行くことにした。歩いていると夜に密かに波の音が聞こえてきた、私は砂浜に座り込み静かに波の音を聴く。ハッ!と目を開けると30分ぐらい経っていた、次で最後だから力を振り絞り目の前の綺麗なマンションに行くことにした。マンションの階段を上がれば上がるほど綺麗な夜景が見えてくる、そうしてみている間に屋上に着いていた。ふとフェンス越しを見ると靴と紙が置いてあった恐る恐る近づいてみると、紙に字が書いてあった読んでみると「私はこのマンションから見る夜景が好き、他にも行きたい場所はあったけどそれは私が幽霊になってから自分の好きな場所に行きたいな。」読み終わると、地面がコンクリートの事に気づきすでに私の足は冷えていて靴も履いていなかった事に気が付いた。

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