二階層掃討作戦編 15
レネ「耐えてて」
俺「うす…」
"変わらず"二人で背を預け、エカードと対峙する。
?「加勢するぞ!」
回復した何人かが、加勢に加わる。
頭から足まで黒の鎧に包んだタンクが割って入り、戦斧をギラつかせる。
鎧が他の人より分厚いのは、盾より鎧で防御するタイプなのだろう。
?「大丈夫かい?」
俺「すいません、ありがとうございます」
こちらもフルアーマーのブロードソード使いだ、あと一人も全身甲冑だし…そうか兜のお陰で光の影響が少なかったのか!
これで俺を入れて4vs1、数的有利ではあるが遊撃手として動けるのが今は俺しかいない。
速い攻撃をうりにしているエカードさんとは相性が悪い、機会があるまで後方で戦況を把握しとこう。
ギルビス側はゴードンさんが耐えている、熱のスキルを多く持つゴードンさんはギルビスさんとの戦闘に相性ピッタリだ。
それ故にギルビスさんを数の暴力で、封じ込めに成功しているが問題はこっちだ。
タンク「グッ…!」
穴が空いたり、甲冑の関節部分を執拗に攻められている。
ブロードソード使いの人がタンカーの肩を借り宙に舞い、重量とブロードソードの重みを使い攻撃しようとする。
全身甲冑の人も飛び出す、多方面の攻撃は強敵には鉄則だ。
だが…
ブロードソード使い「がぁ…!」
全身甲冑「うわ…!」
別方向からの攻撃×防御スキル持ちにも関わらず、エカードさんの剣の嵐を抜けれない。
もはや壁だ…全く持って破れる気がしない。
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