二階層掃討作戦編 10

ギルビス「零度スピア」

ギルビスの手をも巻き込んだ、氷の槍が形成される。


?「こっちは任せとけ!」

皆退却の方向へと向けて動きだす、誰かの指示に従い俺達の班はエカードに標的を切り替える。


エカード「どうしたの皆?ホラホラホラホラ!早くかかってきてよ!」


猫じゃらしを目にした猫のように体を疼かせ、戦闘狂エカードはノアの紋章を刻んだレイピアを構える。


前と後ろ、そこだけ気圧が変わったように空気が握り潰される。


レイン「ゴードン、ギルビスに回ってくれ」

ゴードン「相性的にそっちのほうがいいかのぉ、レイン…やれるか?」


月白色の鞘から、剣を抜くレイン。


レイン「敗北を刻む辞書は持ち合わせてないな」

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