新たな脅威 13

ルーヤ「まったく…」

マーヤ「まぁまぁ、ほら!これ美味しいよ。」

フォークにスポンジを刺し、ルーヤに差し出す。


ルーヤ「…ん」

白にデコレーションされたスポンジに齧り付く

ルーヤ「ん!ん~~!」

マーヤ「ね、美味しいでしょ!」


見ていて微笑ましいな、これがキッカケになる事を願おう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マーヤ「あ〜、美味しかった〜」

ルーヤ「リュウトさん、御馳走様です。」

マーヤ「御馳走様です!ありがとうございます!」

俺「どういたしまして、それじゃあお会計しましょうか。」

会計表を見る、一…十…百………

俺「…精算するんで先に出ててもらっても大丈夫ですよ」

マーヤ「はーい!」

ルーヤ「すいません…何から何まで」

出ていく二人を見送り、スタッフに向き直る。

俺「これ桁間違えてませんよね?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺「お待たせしました」

マーヤ「は〜い」

ルーヤ「大丈夫です」


歩きながらすっかり軽くなったミニ相棒を振る、微かにチャリチャリと虚しく鳴る。


女子の甘味の食欲を侮っていた…

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