新たな脅威 6

アイザック「さぁ!こっちだ!HAHAHA!」


笑いながら部屋に入っていく、俺はちょっと入るのは恐縮だし外の椅子に座っとこう。




レインと副班長のマリーさんだけ部屋に入る…と思ったらアイザックさんがまた戻って来た。


アイザック「三人は来ないのか!」




ゴードン「儂はここでゆっくりしとくわい」


レネ「横軸に同じく」


アイザック「分かり申した!」


ギギギとこっちを見る




アイザック「少年は!」


俺「えっ?あっ、俺ですか?」


アイザック「そうだ!来たまえ少年!」


俺「分かりました…」


こうゆう目上の人といるのは苦手だ、変にギクシャクするし緊張してしまう。




階段を登り、アイザックさんの事務室に入る。


アイザック「待たしたな!」


中に入り、ドカッとイスに座る。




アイザック「さてレイン!詳細を聞こうか!」


レイン「はい、まずは配下の魔物についてですね。配下の魔物もこう全体的にグワァーというかムキってなってて………」


アイザック「ふむ!なるほど!」


何だこの会話…何で噛み合っているんだ…マリーさんも困惑してるし。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アイザック「なるほど!よく分かったぞ!あとは任せておきたまえ!」


綱渡りのような会話が終わる。そうだ、あの事を言わなくては。


俺「すいません、アイザック支部長。実は………」


ギルドであった事を話した。




アイザック「なるほど…カクカクシカジカあった訳だな!」


俺「言ってないです」


アイザック「HAHAHA!」


冒険者になっても、ほうれん草は変わらない。ほうれん草を聞くと前世の会社勤めを思い出すな…あの頃は部長が耳にタコが出来る程言われたっけ。




アイザック「まぁやってしまった事は仕方ない!それにこれは偶々運が悪かっただけだ!気にするな!」


俺「すいません…ありがとうございます」


ありがとう「うむ!」


深々とお辞儀し部屋を後にする。




マリー「気を落とさないで下さい、事情を聞くにアイザックさんの言う通り運が悪かっただけですよ。」


俺「マリーさん、ありがとうございます…」




レイン「酒でも飲むか?」


俺「任務が終わったらな」


酒の猛プッシュに笑ってしまう。




恵まれた仲間に感謝だ。






後日、本部に届いた報告書が訳が分からなかった為、アイザックさんは呼び出されたと風の噂で聞いた。

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