第2話執筆活動の秘密

執筆活動の力として、一人の時間が多い事にある。

友達がいたら書けないし、失礼だし、家族に執筆は知られたくない。

ただ、嫁さんが言うには本名じゃ無ければ書いて良いよ!と、言われている。

一番お金の掛からない趣味としては、執筆が良いだろう。

たまに、小説を読むが執筆時間の方が長い。

言葉がどんどん湧いてくる。

数少ないボキャブラリーで、描くのは非常に薄っぺらい作品になってしまうのだが、書いていけばそれなりに言葉を覚える。

中部ペンクラブの機関誌に、僕の作品が載っている。

内容は書かないでおこう。広範囲のペンクラブだが、どこぞの出版社から声が掛からないか?なぞと甘い期待を持っているが、あんなクソ小説にお声掛けしてくるような冒険者はいない。

さて、晩飯食ってベッドに転がり、うつ伏せで書いている。

パソコンはネットを繋げていないが、文学賞用の作品を書くのに役立っている。

それを、原始的にUSBに移して、紙の作品とUSBと共に出版社に送るのだ。


孤独は人間を情緒的にする。

僕は1人暮らしだが、決してたった1人で社会生活を営んでいる訳ではない。

母、妻子、同僚、飲み友。

1人では無い。だが、帰宅すると独りぼっち。

たまに、寂しい時がある。でも、1人暮らしも慣れたら、良い面もある。

部屋でタバコが吸える。好きなモノを食べられる。

洗濯は週1で間に合う。夜中に起きて執筆しても責める人間はいない。

嫁さんと生活していたら、いちいち細かい事を言われていた。

それでも、家族で生活していた時は楽しかったなぁ。


子供とプールへ行ったり、UNOしたり。

病気は僕から、家族、仕事を奪った。

誰も悪く無い。

病気が悪い。

未だに、体感幻覚を経験する日もある。

だが、それを話す相手はいない。

1人で処理する。そして、精神科を受診する。

今、エアコンの音しか聞こえない。テレビはあまり見ない。

たまに、ニュースだけ。

今は高校野球を観るのが楽しみだが、如何せんお盆休みは無い。

あまり1人で色んな事を悩んでいたら、偏頭痛が始まる。

いかん、今夜はもう寝なければ。

酒を飲む気が起きない。

それほど今、悩んでいる。でも、仕事が決まるまで、今の作業所で頑張るしかない。

21時には寝る事にする。

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