第13話
私は、1人テントに入っていた。
暑いテントの中も、さすがに夜中は、海風が入り過ごしやすくなっていた。
笑い声、唄、話し声、みんな楽しんでいるなぁ…
りんちゃんがいなきゃ、楽しいのになぁ~と思いながら、テントの窓を眺めていた。
月あかり綺麗……夏姉遅いなぁ
あっ来た!
「りんちゃん、好きな所で休んでね」と、夏姉とりんちゃんがテントに入ってきた。
「は?りんちゃんも、このテントで?じゃあ3人で寝るの!?」
夏姉は、私を見たのに返事をしない。
「ねえってばっ、夏姉きいてる?」と私はイラついた。
夏姉は、髪の毛を束ね直しながら、静かに言った。
「あんた、りんちゃんが怪我した原因わかってる?ん!」
「いつから、意地悪するような子になったの?ゆりっ!!!」
あ、チクられたかぁ!!!ヤバイヤバイヤバイ……ど、どうしよう。
「ほら、ここに来なさい」と、夏姉は、自分の膝をバチンと叩いた。
ま、まさか、りんちゃんの前で怒られる!!?パターン!だ!!
ないないない、ない!と私は、パニックになっていた。
りんちゃんは、笑っている。
冷たい冷静な態度の、夏姉が私の腕を引っ張り、簡単に私はうつ伏せにさせられた。
こんな時は、ものすごく夏姉は、狂暴になることを知っているから、何の抵抗もできないんだ私。
「りんちゃん、お願い」
「悪い子の、お尻だしてくれる?」
「わかった」と嬉しそうな、りんちゃんが私の横に立った。
そして、すぐさま私は、りんちゃんにズボンとパンツを脱がされ、私のお尻は剥き出しになった。
恥ずかしい~、もぅ~こんなのないよ、と私の顔は燃えるくらい熱くなっていた。
いきなり、お尻に夏姉の平手がとんできた。
「あんっ、っ!いっーー!」
痛すぎる、でも泣かない、りんちゃんには泣き顔なんて、みせるものか!と決めた。
きっと長い時間、怒られるなっ、絶体絶命、、、
もう、泣きそう……。
「ゆりちゃ~ん、これからいたぁーい、いたぁーい、ペンペンの時間の始まりでちゅよぉ~」と、りんちゃんが私のお尻を撫でた。
「りんの変態!」と勢いをつけ、右手で、りんの手を力いっぱい引っ掻いた。
「いっっ、いたぁー!」と、りんが騒いだ。
「ごめんね!りんちゃん大丈夫?見せて。本当にごめんねっ!りんちゃん」と、夏姉が慌てて謝り、りんの手を撫でた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます