blind clown
街訪れたサーカス団 悲しそうな顔して踊る道化師
皆の人気者 そして嫌われ者
口笛の音高く響く 街は賑わう 振り返ること無く進んでく
役者気取りで笑い取って 部屋の片隅で泣く
僕は臆病なピエロさ
自分の意見 言えないのは
間違い恐れた弱気な心のせいさ
市街地歩くサーカス団 寂しそうな顔して笑う道化師
皆の笑い者 迫害された英雄
愉快なトランペット吹き 歌声響く 踊り子の見せた一粒の涙
ステージ上がって注目集めて 皆を騙す
僕は卑怯なピエロさ
自分の主張 言えないのは
空っぽの心抱えて彷徨ってきたせいさ
騒がしく過ぎてくサーカス団 皆の笑顔集めて歩く
「何処まで行くの?」 僕の問い掛けは誰に
「何処まで行けばいいの?」 ピエロが問い掛けたんだ
道化師のそばに駆け寄る 小さな女の子
棒付きキャンディー差し出してた
少しだけ驚く道化師 嬉しそうに笑った
ステージの上でおどけて 見ないフリして涙隠す
僕は盲目の道化師さ
自分の事 認められないのは
大嫌いな弱い自分が居るから
観衆集めて笑い取って 泣き顔隠す
僕は盲目の道化師さ
自分のいいとこ 見付けようと
傷付くこと恐れない心
いつか胸張って言えるように
去り際の道化師が残した涙 忘れないように
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