イカロス
昔 ある一人の英雄が
蝋で作った羽を その身に付けて
空へと飛び立った
その彼方へ 夢を見ながら
羽は風を切る この空の向こうには 何があるの?
僕は今 羽ばたく
この広い空へ 何かを求めて
希望というのは 本当にあるの?
答えが無いから 確かめたい
この羽が溶けるまで 羽ばたいていたい
町は遠く 小さくなってく
人々の声を下に ひたすら飛ぶ
空の青が目に映る
その向こうに 自由を信じながら
迫りくる太陽 その先に 何かを信じて飛ぶ
僕はちゃんと飛べてるの?
その太陽目がけて
無限というのは どこにあるの?
解らないから 確かめたい
自分だけの太陽目がけて 飛んでいたい
太陽に近付き過ぎた英雄は
蝋の羽を溶かされ 地へ落ちた
太陽までは届かなかった
僕はまだ 飛べてるの?
僕の夢は どこにあるの?
答えが無いから 僕は飛ぶんだ
僕は今 羽ばたく
この広い空へ 何かを求めて
夢は 本当に叶うの?
答えが無いなら 見付ければいい
この自由な空へと 羽ばたきたい
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