6ページ目 面倒臭い奴なのです
文中で発達障がいグレーゾーンの症状やADHDの症状、性的嗜好に言及していますが、あくまでも私個人の感想、症状であって、感じ方、捉え方には個人差がありますことをご了承下さい。
今までの環境もあってか自分で言うのも何ですが自己肯定感が低く、同性、異性問わず日常生活の中で何か好意的な言葉を掛けられても「この人は一体何が目的なんだろう。もしかして、私に何かやって欲しいことがあるんだろうか」とまず疑って掛かります。我ながら本当に性格が悪いです。
自分から他者に何かをするのは全然構わないのですが、自分がしてもらうのはとても苦手です。申し訳ない気持ちと、罪悪感でいっぱいになります。人にお願いをするのも同様です。それで結果手一杯になるのですが……。
仕事の手際も行動も遅い癖に拘りが強過ぎて、線引きが難しいです。
仕事は立ち仕事が基本で、業務の内容上数分の隙間時間が出来ることがあります。
すると、今度はただ立っていることが落ち着かなくて「この時間に何か出来ることがあるんじゃないか」と考えてしまい、うろうろして雑務をしては作業に戻り、時間が出来るとまた新たな雑務を探しにうろうろし……それを繰り返していたら、部署の班長に「鮪か!」と突っ込みを入れられたり。
「ほどほどに頑張る」の「ほどほど」が解らなくて毎日全力投球なのですが、他者からは「生き急いでる」とよく評されます。
「明日やったら?」ともアドバイスをされるのですが、今日のことを明日に回すとどんどん『明日』『明日』が溜まっていって、更に手が回らなくなり。最近ではどんな職場も『サービス残業は許さん!』な雰囲気に変わっていますが、「そうでもしないと明日の仕事が遅れる……!」という葛藤と戦う毎日です。
未だに自分の限界がどこか解りませんし、ただ単に要領が悪いのか、落ち着きがないから仕事が遅いのか……どちらもかな←
仕事をしている時はかなり集中していて、人の気配や存在に全く気付けません。周りが見えなくなってしまうんですね。話し掛けられると「そんなにびっくりしなくても……」と言われる程には毎回驚きます。
反面、集中力が切れる瞬間は本当に「ブツン」と切れます。以前は午後、特に夕方に多かったのですが、最近は薬のお陰もあってか、感じることは殆んどなくなりました。
症状としては明らかに思考力が落ちて簡単な計算に手間取ったり、同僚との会話で言葉が出て来ない、運転中に気が散るといったものがあります。
「あの、さっきのあれ。あの、四角くてネジ穴が四つ開いてるやつ。すみません、今ちょっと製品の名前が出て来なくて。大至急で持って来るようにってあの人、あの人の名前何だっけ。そっちも出て来ない……あっちの部署(部署名も思い出せない)の、体格良くて、若くて、眼鏡で……」
「当てるからちょっと待って! ……もしかして○○さんか!?」
という、人物当てゲームも度々起こっていました。本当に、ノリの良い同僚で有り難い限りです。
社会人としてはあるまじきなのですが、メモを取ろうとか名前を聞いておかなくちゃという考えが浮かぶまでに時間がかかり、実際の時には全く考え付かないんですね。落ち着いてから「いや、メモ取れよ」とは思うのですが……。
それ以前に、他者の顔と名前が中々覚えられません。現在の職場に入社して、一年と半分程経ちました。全社員合わせて百人もいませんが、未だに1/3も覚えられていません。
一回話した位では一週間もしない内に名前を忘れます。私は他者のことを何かしらのエピソードと併せて覚えているようで、「○○さん」と耳にすると、「……ああ、~した(する)人か」といった感じに思い出し、何度かしてようやく覚えるようなイメージです。しかも覚えているエピソードが基本マイナスなことばかりという性格の悪さ……。
正直に言ってしまうと自分にも他人にも余り関心がなく……なので人の話を聞いていないと勘違いされたり、他者の好意に気付かないので思わせ振りに受け取られたりします。
しかもそう思う人に限って、何でか自分に自信満々なんですよね←
お話は変わりますが、私は今まで異性を『好き』と感じたことも、そもそも恋愛感情そのものを理解できたことがありません。
また『格好良いと思う男性俳優』『美人だと思う女性俳優』などはちょっとした雑談の中でもありますが、異性を『格好良い』『美人だ』と思う感覚が薄く「よく解らない」の方が先立ってしまいます
恋愛ものは登場人物の気持ちが解らず「何でそんなこと位で、あっさり他人を好きになれるんだろう?」「根拠のないその自信は何なんだ?」と考えてしまうので、恋愛ものとラブコメは余り得意ではありません。性的なものへの興味関心も薄く、露骨な性描写や下ネタも実は苦手です。
この辺りは物心付く子供の頃からなので、恐らくはアロマンティック・アセクシャルの類いなんだろうと思っています。
そう考えると私の知る『恋愛感情』というものは全て、創作物から得たものと言ってもいいかもしれません。
しかし創作の上で恋愛要素をどうしても入れざるを得ない時があるので、そういった時は自分自身が理解、納得出来るような感情を付け加えて、恋愛感情っぽくこじつけています。
淡い憧れが、相手の人となりを知ることで恋愛感情に発展する。
助けてもらったことで相手が気になり、その人を知っていくことで徐々に思いを募らせていく。
相手を大切と思う気持ちが独占欲に変わり、突き放されて最後には憎しみに変わる。
……クソデカ感情とコメントを頂く、由縁のような気が笑
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