ら行
夏空の、湿った青の、水平線、
積雲の、渦巻く黒の、その中に、
煌めいた、閃光ひとつ、走っては、
遠のいた、轟音響く、昼下がり。
ら「雷鳴」
□
澄み切った、暗い星空、見上げれば、
静寂を、破いて響く、喧噪の、
遠のいた、街の明かり、熱を持ち、
暗闇を、切り裂き消える、流星群。
り「流星群」
□
欠落の、感情任せ、流れては、
螺子を巻き、俯く顔に、目を逸らす、
逃げ出して、帰る場所も、解らずに、
頬伝い、落ちてくるは、涙雨。
る「涙腺」
□
輪郭を、なぞるように、辿っては、
指先の、僅かな温もり、確かめて、
抱きしめて、その手を繋ぎ、求めては、
口付けで、危うさ誓う、恋心。
れ「恋愛」
□
公園の、ベンチに座り、見上げれば、
青過ぎる、空の色に、吸い込まれ、
飛んでいく、星の数を、数えては、
廻ってる、人工衛星、宇宙行き。
ろ「ロケット」
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