ま行
真夜中の、孤独な丘の、その上で、
ちらちらと、凍えて光る、星空を、
聞こえない、声を頼りに、進めども、
はぐれては、一人輝く、一等星。
ま「満天」
□
果てしなく、続く先の、その向こう、
積雲の、浮かぶ空に、伸びていく、
砂の舞う、真昼の荒野に、一人きり、
行き先の、行方も解らず、立ち尽くす。
み「道」
□
落ちていく、夕日の影に、逃げるよう、
瞬いた、星の数を、数えては、
果てしなく、続く空に、飛んでいく、
広大な、宇宙の果てに、響く声。
む「無限」
□
夏の日の、午後に滲む、夢のよう、
きらきらと、緑を揺らし、降り注ぐ、
焼き付いた、日差しに視界、揺らいでは、
まどろみの、憂鬱映し、歪む今日。
め「目眩」
□
古ぼけた、棚に積まれた、その中に、
消えかけた、埃だらけの、題名の、
綴られた、文字をめくり、進み出す、
忘れてた、物語ひとつ、幕開けの。
も「物語」
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