第16話迷う

作家は、売れない時は仕事しながら、執筆する。流行作家で無い限り文章を書きながら働く。

僕は思った。

僕は、売れる作品、文章を書けない、作文レベルの物書きだと。

だから、文章に力を入れて働くなら、今の仕事で十分ではないか?と。


無理してフルタイムで働いて、文章が書けなくなったら、元も子もない。

ある作家は言った。

「作家とは、書く事を諦めなかったアマチュアである」と。


ハリー・ポッターの作者も、生活保護で150円のコーヒー飲みながら、執筆して売れた。


ここは、転換期。


転職か、現状維持か?


週末飲む金を貯めれば良いのだ。

それで、苦しくは無い。

 

9月は外食しない。

10月まで我慢だ。

パチンコは、もう二度と打たないと決めたし、無駄金は使わない。

今夜は、うつ状態だったので飲んだ。

命が一万円で救えれば安いもんだ。


仕事はもう、探さない。

しばらく、今の会社で頑張ろうと決めて帰宅したが、色々考える。


派遣会社からも電話があったが、けんもほろろに断った。


どうしよう?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

転職活動奮闘記 羽弦トリス @September-0919

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ