斜に構えてるオタク謎設定のアイドル物の世界に行く
ネオミャウ太
第1話
一度頭を整理してみよう。
俺は何か知らんが転生のいつもの空間で神様に会い、それでこの世界のアイドル学園で恋人を作れとそうすれば元の世界に戻してやろうと言われた。
俺は一度大きく頷き。
どういう事?と頭を思いっきり捻る。
まあ、神様の言う通り恋人を作れば元の世界に戻れる。
あれ?恋人作って戻れって酷くないか?ともう一度頭を捻り、神様の用意してくれただろう、アイドル学園へ一歩踏み出した。
教室に入ると女子しか教室に居なかった。
どうしてだ?俺だけが男の学園ものか?と下を向き考え込む。
「君がもしかして、この学園に転入してきた人ですか?」
考えている間に誰かが俺に声をかけてきた。
「そうだよ、何故か知らんがここに来たんだ」
俺は顔をあげる。するとそこには清純派と言われそうなメインヒロイン的なポジションの美少女が立っていた。
俺は美しさに一瞬驚いたが神様が作った人形だよなぁと考え、少し冷静になる。
「そうですか。それじゃ、早く席に座ってくださいね。今から怖い先生が来ますので」
清純派美少女は両手を頭にやり、鬼のポーズをしてきた。
それは何かあざとすぎないかと思い失笑してしまう。
「あー、笑ってくれました。恥ずかしかったけど、やって正解でした」
清純派がテヘッと舌を出しながらウインクしてきた。
このあざとさは清純派と思わせての腹黒キャラかと一瞬考える。
この子は恋人に相応しく無い、この子に失礼したら後が怖いなとこれからの事を考えながら
「ありがとうございます。おかげで緊張が解れました。ああ自己紹介がまだでしたね、お、私の名前は佐藤啓太と申します。今後ともよろしくお願いします」
手を差し出す。清純派はニコニコしながら俺の差し出した手を両手で包みこみ。
「わー、丁寧な挨拶ですね。私の名前は蛇島美弥です。これから一杯この学園で思い出を作っていきましょう」
俺の顔を真っ直ぐ見つめてくる。
思わず俺は一瞬ドキッとする。
でもこの握手ってファンの皆んなにするんだよなぁと冷静になり
「はい、そうですね」
適当に相槌をする。すると美弥は俺から手を離し
「そろそろ、先生が来ますね。じゃ啓太君の席を案内してあげます。私に着いてきて下さい」
そう言うと美弥は歩き出した。
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