8日目 飛び込みで「○○行きまーす!!」という奴いるといえばいるよね?
今日はプールに泳ぎに行きました。家族全員でいきましたがお父さんは仕事でやっぱり来ませんでした。代わりにお母さんがみんなを引率してくれましたが、お母さんはプールにいる間はずっと荷物当番をしながら本を読んで、泳いでいませんでした。
「どうして泳がないの?」と聞いたら、
「お母さんの泳ぎはお父さんにしか見せないスペシャルなの」と言いました。
でも「カナヅチだから泳がないんでしょ」と二番目の兄が言った直後にローキックを食らわしていました。キックされた足は、はれてはいませんでしたがずっとさすっていました。苦虫をかみつぶしたような顔でさすっていたので嘘つきの兄でも母のこうげきはごまかせないんだと知りました。
三番目の兄さんはずっと流れるプールでゆらゆらと流れて何週もして、長女の姉はかたぱっしからイケている人たちをナンパしようとしていましたが話している最中に舌をかんだり、滑って頭を打って涙目になったりするので仕方なく長男のお兄さんが保護者として連れ帰って面倒を見ていました。
次女と三女のお姉さんたちは家から持ってきた水鉄砲でひたすら勝負をしていて、僕はウォータースライダーや飛び込み用プールで遊んでいました。
久しぶりの家族のプールは本当に楽しかったです。
次はお父さんといっしょに泳ぎに行きたいです。
少年夏日記 迷子の鴉 @rosu5kuhi18
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。少年夏日記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます