第2話 非日常

 目覚めた。布団から起きて、顔を洗い、着替えた。階段を下りて、親と一緒にご飯を食べて、家を出て学校へ向かう。毎日毎日同じ生活。まるで、ロボットのようだ。俺は赤宮周一、東京の中高一貫校に通う高校2年生。片親の母と一緒に暮らしている。登校中、


「いよう、周一」


と友達の声がする。後ろを振り向くと、幼馴染でずっとクラスが一緒の木内千草と蒲田竜胆だ。


「よう」


といつものあいさつを交わしっ学校へと着く。教室に入り、自分の席に着き、いつもと同じ授業を受ける。昼休みに昼ご飯を食べて、放課後に帰る。俺は帰宅部だから授業が終わった後すぐ帰る。帰り道はいつも繁華街を通る。繁華街を通った時、いつもより人混みが多かった。俺は無駄な争いごとを避けるため、俺は裏道へと入っていった。まだ、日が沈みきっていないため、裏道でも明るく、人が多かった。俺はそのまま路地裏へと入っていった。俺は歩きスマホをしていたため、今自分がどこにいるかわからなかった。

「もう、どこなんだ?」

俺はそう呟いた。スマホのマップアプリも使えない。勘に頼り、俺は路地裏の奥へと入っていった。明かりが見える、どうやら出口のようだ。俺はその出口へと出た。

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