第29話迷宮狂い、またも狙われる
「ただいまーー、、なにこの死体」
部屋の主が帰って来た瞬間、男がまた動き出し、立ち上がった瞬間
「動くな死体が」
部屋の主の前蹴りが、金的を的確に攻撃し、男が蹲る
「死体操作だな。感覚繋がってる系の」
「うぐぉ」
「死んどけ」
部屋の主、迷宮狂いは男の頭を踏みつぶし、脳みそを散らかす
「雑魚が!」
「愛しき人よ!!」
「やめろ」
迷宮狂いに飛び掛かったが、普通に避けられる
「・・・あ、これ俺鍵無いから寝れねぇや」
「エ!」
瑠梨が声をあげる
「瑠梨、トイレは扉の奥だからな」
「ま、待って!待って!私を置いて行かないで!!」
「お前は強い。一人でお留守番出来るだろ」
「死体と一緒にここにいたくないよ!!」
涙声になりながら瑠梨が抗議する
「祐、ここにいろ。俺は鍵を探してくる」
「分かりましたわ!!任せて下さいまし!」
元気よく祐が返事する。それに返事もせずに迷宮狂いは部屋の外へと出て行った
「やっぱり愛しき人は強いですね!!」
「放置された、、」
「そう気を落とさないで下さい!!捨てられた訳では無いんですから!」
「・・・・学園長室に行けば鍵あるかな?」
迷宮狂いは廊下を歩く
(死体操ってた奴は、恐らくだが黒ずくめの男達のグループだな)
「君を襲ったのは間違いだったみたいだな」
「・・・・」
白色のタキシードを着た。ナルシストっぽい顔つきの男が目の前に立っている
「お前らなんだ?何回も襲ってきやがって」
「すまないね。こちらも時間が無くて」
「暗殺するのが一番早いと思うけどな」
アイテムボックスから、黒剣を取り出し、構える
「ボスの剣を」
「一刀両断」
敵が喋っている途中で剣を振るう
「わお。廊下に大きな傷が」
「・・・アビリティ設定」
迷宮狂いの前にゲームの様な設定画面が出てくる
「ハ!それはアビリティって奴かい!初めて見たよ!!」
「ああ。そう。お前らは運悪いから見たこと無いんだな」
(強斬り入れ替え、巨人断ち。一刀両断切り替え、両断一刀)
一応これも遺物だ。遺物の技の設定を出来るって言う遺物
これを設定した場合、その技名を言ったら体が勝手に撃ってくれる
弱点としては、実際に自分が自力で撃たないと設定できないことだね
型を再現する。そんな効果だ
「巨人断ち」
「わぁ!速いね!」
「両断一刀」
「ッ!危なかったぁ!」
タキシードの男はいちいちポーズを決めながら、斬撃を避ける
「流石に弱体化してるとは言え、恐ろしいね」
「・・・」
(確かこいつ時間が無いって言ってたよな、、、せや)
後ろへと振り向き、猛ダッシュする
「え!それは相当予想外!!」
「・・・」
パルクールをやるかのように、学園内を走り回る
「さてさて、、時間は足りるかな?」
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