海 その2 おじさんが溶ける

 電車の通らない廃線路。


真田「ぎゃあああああああああああああああああっ!」(逃げている)


裸のおじさん「あっしゅく、あっしゅくぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」(女走り)


真田「こないでよ! なんなのよ!」


裸のおじさん「君がいけないんだぁぁぁぁぁっ! そんなおじさんの若い頃を思い出させるような格好をして! 圧縮率ぅぅぅぅぅっ!」


真田「意味わかんない! おらぁ!」


 真田、廃電車の中に入り、おもいっきり扉を閉める


裸のおじさん「圧縮ぅ! 圧縮ぅ!」(女体当たり)



世界を支配している怪物『クルルルルル……』(電車の中から登場:特徴:音に敏感)



真田(まずい!)



世界を支配している怪物『クルルルルルル……』




真田「こらぁ! 遅かったじゃない! 変なおじさんに追いかけられてる間、けっこう叫んだのに、あんたぜんぜんこないってどういうことなの!」(マジギレ)


世界を支配している怪物『……オハナツミニイッテマシタ』(しょぼんと反省)


真田「何その言い訳! かわいいわね! ぎゃっ!」(電車の扉が開き、裸のおじさんが入ってくる)


裸のおじさん「おわぁ? 怪物がいるっ! 圧縮率!」(森に帰る)


真田「わっ! 待て! 怪物にやられてから逃げ……うっ!」(怪物に首を持ち上げられる)


世界を支配している怪物『オオキナオハナハ、ドコニウメレバイイデスカ?』(ちょっと便秘気味)


真田「しっ知るか! けっこうでかいもん出してんじゃないわよ!」



裸のおじさん「うおおおおおおおおおおっ! 圧縮率キック!」(電車の窓を突き破り怪物にダブルキック)



真田「おっおじさん?」(解放)


裸のおじさん「こう見えても、おじさんは、昔は正義のヒーローに憧れたもんだ! かよわくて、エロい格好の子が襲われてるってのに、助けないわけにはいかんだろう!」(真田のことを男子と見てる)


真田「エロい格好って何よ! 普通じゃない!」(ちなみにリアナと猫美、女神もハイレグ水着)


裸のおじさん「いやどう見てもエロいだろ? ハイレグ水着みたいな格好してたら、どんなおじさんだって、圧縮率が高まる、うぐっ?」(怪物に首を持ち上げられ、圧縮率上昇中)



世界を支配する怪物『ソウダ。トカシチャエバイインダ』(口から液体を噴出)



裸のおじさん「うぎゃああああああああああああああああああっ!」(溶ける)


真田「いやあああああああああああああああああああっ!」(突然のグロさにドン引き)


世界を支配する怪物『オギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!』(溶ける)



真田「いや、あんたもとけるんかいっ!」



 おじさん、怪物、一緒にドロドロに溶け、電車の床に広がる。


真田「よしっ、行くか!」(現実逃避)



 ゴボッ!



真田「えっ?」



 ゴボボボボボボボボボボボボボボボッ!!



真田「女?」


 引き締まった尻のハイレグ水着の女が立っていた。





リアナ「よっと!」(食料【真田】がいなくなったので、廃工場を探している)


リアナ「どこかにお肉はないかなぁ、うん?」(ゴミだらけの部屋で何かを見つける)



リアナ「中には、何が……きゃっ!」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る