第7回 【やっぱり××がないと生きてけない‼】
皆さまこんばんは、もしくはこんにちは、おはようございます。
onです。
さて、皆さまには、生きていくのになくてはならないものってございますか?生活必需品以外に、「恐らく他の人はなくてもいいんだろうなぁ、でも自分はないと困る‼」というような。ものではなくとも、”生きがい”というように、スポーツや目標を指標にして生きている方も多いような気もします。
私にとって”生きがい”は何か…それは間違いなく、読書です。
少し目が丈夫ではないということもあり、長時間電子機器を扱うことが難しいので(なのでカクヨムに投稿するときも、まさかの、紙に書いてからその内容をキーボードで打ち込む、なんてことをしています。一時期はキーボードで直接執筆をしていましたが、なかなかうまくいくませんでした。おばあちゃんか?)、読書をするときはいつも紙媒体の本を読んでいます。
なのでですね、私の引っ越しはいつも本当に手間取ります。なんせ数がすごいので…‼と言いつつも、学生のお小遣いで集められる程度なので、大人の読書家の方に比べると全然造作もないくらいだとは思うのですが、それでも一人で荷造りをするのにやる気が失せるほどにはあります。
なので、今年四月に引っ越しをした際には、絶対に必要な本、およそ百冊のみ移動させ、それ以外はこの時期(=手が空く時期)に持ってこよう、ということになっていたのですが…。
それまでの期間がとても辛かった‼
共感して下さる方がいらっしゃったら嬉しいのですが、「”読書が好きな人間”って、絶対に読みたい本だけ読んでればそれでいいわけではない」ですよね?
確かに愛読書は大切です。ですが、ほとんど”活字中毒”のようなものなので、いくら好きなものだとしても、ずっと同じものを読んでいたらつまらないもののように感じてしまって、しまいには面白いと思っていたフレーズなんかもすべてただの記号の羅列のようにしか見えなくなってしまうんです。
それを防ぐためには、適度に自分の好きなジャンルとはまた違ったもの(例・onの場合:普段は恋愛ものや現代の奮闘劇、エッセイを読むので、たまにはミステリーを読んでみる)をスパイスとして入れることが大切なんです。ちなみに私は、写実的な描写で描く死が苦手なので(ファンタジーなど、現実感のないシチュエーションが噛んでいれば大丈夫です)、ライトめ…というか比較的(ミステリー界では)穏やかな死を書いてくださる本が好きです(湊かなえ先生「告白」、堀内公太郎先生「公開処刑人 森のくまさん」など)。
しかし、それを想定していなかった自分が悪かったのですが、もともと持って行っていた百冊にほとんどスパイスがなかったので、本当にきつかったのです。(ご存知の方もいらっしゃると思いますが)引っ越しをしてから割とすぐ、階段から落ちて捻挫をしてしまい、もともと丈夫じゃないこともあって、足がうまいように動かず(おばあちゃんか?※2回目)、中古本屋に自転車を走らせることもできず…。ただただ静かに耐え、ついに限界を突破したときには、家電の説明書を読んでいたこともありました。
しかしそんな日々もようやく終わりました。第2陣の本が、ついに新居にやってきたのです…‼
「大人になったんだし、もういいか」と思っていた高校生の青春ものや、「好きな子と話題を合わせるために趣味じゃないけど買ったんだよな…」というバックボーンをもつ映画化もされたものなど、一冊いっさつに思い出があって、段ボールを開けた瞬間に涙が出そうになりました。
ただ、またここで問題が起きるんですね…‼毎回毎回、一体誰の仕業なんでしょうか(自分です)?
私の新居は、ぴったり六畳のワンルームです。お世辞にも綺麗や広い、新しいとは言えない古風な(これでも言葉を選びました笑)アパートです。そこに、もとからあった百冊+恐らく400冊ほどの本を詰め込むとなると…え、人間の居場所ってどこですか?
思わず目の前の景色を疑いました。実家で使っていた本棚は、三回以上の引っ越しで老朽化が激しく、動かせなかったので、確かにそれを入れて本が収納可能かを確かめは…しませんでした(それが原因です)。いざ段ボール6つをどんどんどんだんだんどんっと入れてみたら…あら不思議、敷布団が敷けなくなりました。
え…私、睡眠不可ですか…?
本当に焦ったので、とりあえず夜通し試行錯誤(ストックしてある洗剤と共に収納、押し入れの奥にあるスーツケースに詰め込む、もういっそ外に置いてみる、諦めて椅子で就寝など)した結果、段ボールを改造して本棚に作り変え、縦に積んでみるという結論に至りました。まずハードカバーや文庫本、漫画など、本を高さ別に分け(整理整頓ができない性質なので、実家では分類などせずごちゃ混ぜに本を差していました。反省します)、蓋を切った段ボールに詰め、高さぴったりに合わせて余白を切除、ということをしておりました。チェック模様のようにぎちぎちに本を詰めなければ、途中でたわんでしまうんです。ミリ単位で段ボールを切除、接着したおかげで、少し器用になれた気がしております。
そんなこんなで、即席本棚、完成‼
今も私の右手側に鎮座しておりますが、なかなかの安定感です。三つまでなら積むことができました。段ボールをペンキで塗るなど工夫をすれば、それなりの品にみえそうです。…でももう、二度としたくないです…不器用(推定O型)には、こんな緻密な作業は難しかった…。こんなことをしなくてもいいように、今度の家は広い場所を借りたいです。頑張ってお金稼ぎます‼
以上、本好きの皆さまに注意喚起も含めてのエピソードでした。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました‼
【こんな目に遭ったって、完治した足で中古本屋に通うことはやめられない】on
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