第17話 先輩は可愛い子大好き(4月13日)

「めっちゃ可愛い子♡」と千佳子先輩がチラッと私の方を見ながらそう言うと、「ちゃいます。自分はそんなに可愛くないんで」と答えると、千佳子先輩は「そんな事ないねんで。彩佳ちゃんは確かに女装ファッションモデル(ボーイッシュな)を経験したのはよく分かるで。うちも小6の頃に初めてそういうのを経験した時は最初はそんな感じやったけど、色々と楽しんでいくうちにめっちゃ可愛くなれるんやで」とアドバイスしてくれた。

確かに千佳子先輩は私と同じように(女装ファッションモデルに慣れてなかった時は)可愛くなるために色々と考えてたというのもあるし、私もそんな感じだったんじゃないかなという感じだと思うしね。


「一気に暖かくなったから、夏服(制服)を早く着たいなという楽しみがあんねんな」

京都駅に向かって千佳子先輩が歩きながら私にそう言うと、「先輩、まだ4月ですよ。6月から夏服になるからもう後2か月ですよ笑」と千佳子先輩にそう言った。

あっという間に一気に暖かくなったし眠くなりそう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る