第10話児童文学「河童のヒョウスケ」

 ☆名前は、九州地方の河童かっぱの呼び名の「ひょうすべ」から名付けています。



 ある山の中に流れる川に、河童のヒョウスケと言う妖怪が住んでいました。

 河童と言うのは、緑色の肌で子供のような、小さな体に背中に甲羅があり、クチバシと手には水かきがある半魚人の妖怪のことです。


 ヒョウスケは、毎日、キュウリを食べたり、川を泳いだり動物と相撲を取ったりして穏やかに暮らしていました。



 ある日のこと、村の子供達が川へ遊びに来たのです。

 元気いっぱいに遊ぶ子供達。


 ヒョウスケはそれを、微笑ましく見守っています。

 しばらくした時です。

 村の子供の女の子が、何と川遊び中に川の中で足を滑らせてしまいました。


「あぶねえ!」


 ヒョウスケは、川の中を急ぎ泳いで行き、女の子を助けて安全な場所にあげました。

 彼は、不思議な妖力ようりょくで女の子の水を吐き出させると

 女の子の様子を見て、無事だと確認して再び、川へと戻って行きました。



 その後、子供達が呼びに行っていた村の大人が駆け付け、女の子は大事を取って病院に行きました。

 


ヒョウスケは、今日も好物のキュウリをかじりながら、川へ遊びに来る子供を見守っているのでした。



 児童文学「河童のヒョウスケ」-終わり-


 


 妖怪のお話しを書こうと思ったキッカケは、交流のあるフォロワーさん、歩様の影響だったりもしますo((>ω< ))o(実は私が妖怪好きでもある)

 妖怪調べるの楽しかったっす~、もう少し妖怪話書いてみたいです。

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