第3話強面

僕は性格はとてもクリィミーなのに、怖いと言われる。見た目が。

更にサングラスをしているので、強面に更に味付けしている感じ。

だから、少しでもイメージを変えようと、髪型を変えてみたり、メガネを買い替えても反社と言われる。

「羽弦さんは、喋るととても面白いし、優しいのに、怖い顔してるよね」

と、言われている。

そして、元ヤンキーの友達が丸坊主にして会社に出勤してきた。

そして、Amazonでサングラスを注文したらしい。

坊主でサングラスの方が反社に見えると思うのだが。

でも実際は、サングラスしてからケンカを売られた事は無い。

第一話に同じ様な事を書いたが、昨夜も母が、僕と並んで歩きたくないと言う。

「アンタは、体格からしてメガネで、もし職場の人と会ったら、恥ずかしい」と、言う。

「サングラスは好きで掛けているわけではなくて、目が悪いから掛けているんだと、説明すれば良いがね」と、反論する。

地元の弟は、サングラスで挨拶周りしても、大丈夫だよ!と、言っている。

弟は、僕の水晶体混濁を知っている。


話しは逸れたが、僕はそんなに強面かなぁ。

目尻は下がっているし、顔はデブでパンパンだが、どこが怖いのだろうか?

体格もまだ、肥満体だが前よりだいぶ痩せたのだが。

囲碁と酒をこよなく愛する紳士なのに!

今週末、もっと優しい顔に見えるサングラスを作ろうと思う。

子供は中学3年生なのに、僕の事を、

「パパ」

と、呼ぶ。サングラス生活は、9月で2年になる。

あっという間に目が悪くなった。

本人の苦労は他人には分からないのだ。

でも、もう僕はサングラスのイメージが付き、外すと違和感があるらしい。


だから、メガネ選びも慎重にしなくては。

また、周りになんて言われるか分からない。でも、自分的には周りの言葉は無視している。なんとでも言いやがれと。

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