夜半のトリス超会議

羽弦トリス

第1話サングラス

僕は普段、度入りのサングラスをしている。仕事中も。

面接時、面接の時は普通のメガネだったが、晴れの日の外や、作業場のLEDライトの下では、視界がホワイトアウトして、目眩がするので、サングラスで仕事をしても良いか尋ねると、問題ありません。と言われたのでサングラスで仕事をしている。

すると、周りからチクチク言われる。

「羽弦さんは、体格も良いし、シャツにスラックスだから、筋の者と間違えるくらい厳ついよ」と。

そして、顔も悪人面してると。

元ヤンキーが言うのだから、間違い無いだろう。

名古屋市の繁華街の栄の駅で、金髪のお兄ちゃんが2人僕に向かってくる。

あぁ〜、何か文句言うのかな?と、思っていると、2人は、

「お疲れ様です」

と、一礼して去って行った。誰と間違えたのか?

僕はサングラスでよく安居酒屋に行くので、たまに普通のメガネで行くと、僕だと認識されない時がある。


ラッツ&スターの鈴木雅之や、タモリがサングラスのイメージだが、羽弦トリスもサングラスのイメージが根強い。夜でもサングラスは外さない。

去年、ファンの方と飲んだが、

「ホント、ハヅさんって夜でもサングラスなんですね」

と、言っていた。一度飲んで、それ以来連絡は取っていない。

また、菜の花のおしたしさんとも飲んだ。

今でも毎日電話しているのは、5年前にカクヨムで知り合ったブリュヴェール。

コイツは、ワンシーズン1ヶ月の滞在をする。

面白く、優しい女性。

МtFの人間だ。


話を戻そう。

僕の目は、水晶体が混濁しているので、光が乱反射して眩しいのだ。

今の年齢で手術はしない方が良いといわれている。だから、サンバイザーか、サングラスで凌いで下さいと医師が言うので、サンバイザーで作業は出来ないから、サングラスなのだ。

レイバンのサングラスが欲しいが、あれは高い。

安物で良いのだ、この腐れ目には。

でも、周りがサングラスして、スーツ姿の僕の後ろを歩けば怖いモノ無し!と言う。

失礼な!


僕はクリィミーな人間なのに。

今、使用しているサングラスが駄目なのだ。

もう、視力にも合わないし。

来週、サングラスを作る事にした。

あぁ〜、サングラスだけで、2万円は飛びそうな。5000円以内で作れたら良いな。

スラックスも靴も買わないといけないし。

全部で2万円なら許容範囲。

それ以上は使いたくない。貯金したい!

兎に角、他は来月でもいいが、サングラスは作らなくては。

作業で、細かい事してると見えないのだ。

また、見た目がマイルドなサングラスにしないと、周りから何を言われるか分からない。

明日、メガネ屋を2軒回ってみる。

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