8/11【日】曇り時々晴れ―3日目―
朝起きて、ベッドの上からふと窓のほうを向いた。
窓のそばに置いておいた鉢から、花のような影が見えた。
驚きで一気に目がさえて、ベッドから勢いよく降りた。
そして、カーテンを両手で一気に開けた。
部屋の中がパァっと明るくなり足元を見ると、鉢に一輪の黄色い花の姿があった。
昨日の午前中に植えたタネがもう?
確か寝るときに確認したらまだ芽すら見えてなかったのに。
それにしても見たことない花だ。
花びらの形が手?みたいに見える。
もっとじっくり咲くものだと思ってた。
スゥっと血の気が引いていくのを感じる。
お願いのこととかもう頭から離れて、ボクはただただ怖かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます