電マで異世界を生き抜く
@husque
第1話
電マで異世界を生き抜く
神様から頂いたチート、それは電マでした。電マ戦記始動。
目の前は何処までも果てなく真っ白。何コレ。ジムの帰りに珍しくやる気を出して自宅まで歩いて帰ろうとした矢先で途端目の前の視界は真っ白空間だった。瞬きした瞬間視界が変わったと言った所か。なんだコレは。真っ白空間であったが、瞬きをした途端に目の前にゲームの様な画面が現れた。
(おめでとうあなたは908753311910173829、、、の)(てんせいしゃです!!てんせいとくてん、すてーたすがめんといせかいてんせいならではのおまちかねチートもありまぁす!!!)
(ほしいチートをあたまにうかべてね、)
素晴らしい、どうやら俺の時代がやってきた様だな。
その場で俺は土下座を神様に懇願した。
「神様お願いです!超絶美少年なイケメ」
「てくださいお願いします!」
辺りはザワザワと虫やらなんやらの音がたつ森の中。土下座格好の無様ボイスがその場に虚しく響く。
どうやら異世界?なのか何処かに飛ばされた様だ。先程とは音も、景色も空気もと、何もかも違う。肌に感じる蒸し暑さ。まるで雨季の日本の如く、湿度90%のような肌の不快感。
神様には俺の意思は伝わっているだろうか。視界に映る手足はいつも見慣れたブサ中年手足。イキってちょっと前から脱毛に通っている毛の薄い手足だ。
とりあえず現実逃避の為にステータス画面は見ることにした。
残念ながらこの身は転生しても歳は39らしい。どうせなら子供がよかった。お金持ちのイケメンな子供に転生して可愛い美少女の巨乳な女の子とイチャイチャな素敵な恋をして結婚したかった人生を望んでいた。
ふとステータス画面の項目に魔法の欄がある。この世界は魔法がつかるのかちょっと若かりし時に抱いた厨二プレイをしたくなるぞ。だが
使える魔法名に一つだけ電マと書いてあるではないか。電マ?なんだそれは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます