第33話 みんなで朝食!
ショッピングモールに着くと、わくわくした気持ちが胸いっぱいに広がった。大きなガラスの扉を開けると、朝の光が差し込んで、モールの中は明るく輝いていた。
「あー、ハラ減ったよ〜」
葵斗が声を上げる。
「じゃあ、早くレストランに行くか」
輝が応えて、肩を叩いた。
私たちはそのまま、モールの中を進んでいく。入り口近くには色とりどりのお店が並んでいて、どのお店も楽しそうな雰囲気が漂っていた。星子ちゃん、鈴木、夜野ちゃん、陽斗が笑顔でおしゃべりしながら歩いている姿を見て、私も一緒にその場所に立っていることが嬉しくなった。
「影ちゃん、何食べたい?」
星子ちゃんが振り返って聞いてくる。
そうだな、何を食べようか。私の頭には色々なお店のメニューが浮かんでくる。パンケーキにハンバーガー、サンドイッチにパスタ・・・・・お腹が鳴ってきた。
「たこ焼きが食べたい!」
私は思わず叫んだ。
「おー、いいね!みんなでシェアしようよ!」
陽斗が賛成してくれる。
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レストランに着くと、目の前には美味しそうな料理が並んだバイキング式の食事コーナーがあった。みんなでトレーを持って、お皿に好きなものを次々に盛り付けていく。
私も、たこ焼きを中心に、少しだけパンケーキも加えて、途切れることのない笑い声と会話が響き渡る中、楽しく食事をした。
「今日は本当に楽しいね!」
私が言うと、
「うん、毎週こんな風に集まれたらいいな」
と真知子が頷く。
食べ終わると、みんなで食べた食事の賑やかさ感じながら、次はクジ引き大会の場所へ向かった。ショッピングモールには数多くの人たちが集まっており、賑わいが一層増している。
「さあ、クジ引き大会の場所はどこだったかな?」
輝が周りを見渡している。
「このまま真っ直ぐ行けば、中央広場に着くんじゃないか?」
鈴木が指差す。
その声を聞いて、急いで足を速める私たち。
期待と興奮で胸が高鳴る。
みんなの目が輝き、心の中がウキウキしているのを感じる。
「絶対に大当たり引こうね!」
私が言うと、みんなが元気よく頷き合った。
ショッピングモールの中心に着くと、クジ引きのブースが目の前にあった。
人々の声が響き、景品の飾り付けがカラフルに彩られている。
早く引きたい気持ちでいっぱいになった。
次の瞬間、何か素晴らしいご褒美が待っているはずだと信じて、わくわくしながら、並んで待つことにした。
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