第5章 シャドウムーンの活動!

第15話 シャドウムーンの新たな計画!

5月の後半の土曜日、薄曇りの空の下。私は今、月野家にある自室のイスに座り、机の上のノートパソコンの画面を見ながら、情報を集めてるところ。

怪盗シャドウとしての活動は今、良い調子!

今日は、ブルーライトたちの動きに注目する日なんだ。

最近、彼らが活発になっているとの噂を耳にした私は、何か大きな計画が進んでいるのではと予想。それに加えて、明日には朝枝ショッピングモールで大規模なイベントが開催されるんだ!イベントの目玉は、サファイア「青星(ブルー・スター)」の公開。

私はさっき、情報を集めながら、ブルーライトがこのイベントを狙っているのではと直感したの。特に、ブルーライトの冷静かつ計算高い性格は、絶好のターゲットを見逃すはずがない!


###


午後1時。輝の家にて。

私は輝の部屋で、輝と話していた。

私は輝に相談を持ちかけた。

「ねえ、輝。この間聞いたダークスターの情報なんだけど、明日のイベントを利用しそうな気がする。『青星』を狙ってくる可能性が高いんだ。」

イスに座っている輝はゲームを操作するように、勉強机に置いてあるパソコンのキーボードをたたきながら、こちらを向いた。

「今日の影はさえてるな。あ、葵斗に夜野もいるし、少しでも情報が入ってくればおもしろいんだけど。」

私はうなずき、輝と一緒に動き出すことにした。輝の双子の弟・葵斗はイタズラ好きで、さらにプログラミングに詳しい。

葵斗の技術はきっと役に立つはず!私は紙に、思いつくままにプランを描いていった。


###


その晩、私たちシャドウムーンのメンバーは輝の部屋に集まった。小さなソファは葵斗が持って来たお菓子の袋であふれ、部屋の明かりがうっすらと部屋全体を照らしている。ソファに座った葵斗が袋の中のポテトチップを箸でかき混ぜながら言った。

「ブルーライトの動向を探るのが一番じゃない? 現場の様子をリアルタイムで把握できるかも。ちょっとプログラムいじれば、監視カメラの映像だって掴めるよ。」

「それに、モール内の地図もダウンロードしておいたらいいかもしれない。」

輝が次に言葉を加えた。私もそのアイディアに乗ることにした。明るい仲間と一緒に、ワクワクした顔で準備を進めた。


###


1時間後。葵斗はソファの前にある小さな机の上に置いたノートパソコンをいじりながら言った。

「よし、できた!」

全員が葵斗のノートパソコンの画面をのぞいた。

「葵斗、すごい!」

いつの間にこんな技術を学んだのか、と私は不思議に思った。

なぜなら画面には、誰もいない真っ暗な朝枝ショッピングモールの映像が映っていたからだ。

「どうだ、監視カメラの映像が映ってるだろ」

「すごいなお前」

「だろ?兄ちゃん」

「明日が楽しみですね」

夜野ちゃんが言った。

夜が更けていく中、みんなの熱気は高まる一方だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る