今のドラゴンズを戦力的に分析しようと思いましたが

 あまり身も蓋もないような話になる気がしました。


 たとえば、ホーム(バンテリン)とビジター(セの他球場)の成績の違いを比較したりしてみました。


 その結果、ドラゴンズはビジターで得点を0.2点ほどしか増やせず、失点は1.5くらい増えていると思いましたが(欲しいデータが見つからず、雑な計算をしたため鵜呑みにしないでください)、しかし他球団を調べると、そもそもカープも阪神も敵地では少し負け越し、本拠地で大きく勝ち越している特徴がありました。


 巨人は本拠地でも敵地でも勝ち越していますが。


 要するに、本拠地と敵地での差があるからって、それイコール順位とは関係ないように思えました。


 それに、どうやったら敵地での防御率を改善し、敵地での得点力を上げるかって難しいですからね。選手の起用法を変えるという策もありますが、どこで野球をしようと、野球は野球。


 それと、今のドラゴンズは本拠地で勝ち越しているとは言え、優勝したときは本拠地での防御率が今よりも良かったですから、本拠地では合格というわけでもないです。不合格でもないですけど。


 結局、雑な言い方をすれば、投打共に負けていると。


 ドラゴンズのここ十年の課題と言えば、噛み合わせが悪いところがあります。


 点を取れると取られるとか、抑えられると点を取れないとか。


 昨季も柳投手がよく抑えている時期に得点が取れず、今季は柳投手が調整のため二軍落ちすることも。


 野手は若手も多ければ中堅・ベテランもいるって感じですが、先発投手陣は若手で本格的に投げられているのは高橋宏投手くらいでしょうか。


 来季は来季で、良い風が吹くこともあるかもしれませんが、チームは年齢に関わらず戦力的に全体のバランスがとれたときに勝てるようになると思います。


 投手が打たれる分、野手がそれ以上に打つというバランスのとりかたもありますけど。



 何にせよ今季のドラゴンズも上手くいかなかったですね。


 細かいことを言えば、福永のセカンド起用を諦めなければ、サードに高橋周or石川昂でファーストにビシエドor石川昂という攻撃的な布陣もできたのではないかとか。


 そうなると今度はセカンドの上手い田中選手がスタメンから外れちゃいますけどね。


 それから打撃の良い宇佐見選手を捕手以外で使う、あるいはもっと捕手で使うとか。


 色々言えることはあると思うんですけど、誰をどう起用しようとしても、そんなに差が出るのかな? という気もします。


 それなら、今季の高橋宏が分身して、6人で先発ローテを回せば優勝できるかな? とか身も蓋もないことを考えてしまいます。



 細かいこと、小さいことの積み重ねで今があると思うので、そういう指摘は大事だと思いますが、今季はもう、そういう気力がないですね。

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