ビシエド選手のインタビュー感想+自分語り

追記・のもとけさんがインタビュー全文をまとめてくれていました。(割愛されている井上監督や選手への聞き取り部分もビシエドで検索したりすると見つかります)


https://dnomotoke.com/archives/20240828000501/




 ネットで切り取られがちな部分は、センセーショナルですが、あまりインタビューの主題ではなかったです。


 インタビューの主な内容としては、ネガティブな気持ちになることもあるが、なるべく考えないようにしていること。


 仕事だから本来一軍で結果を残さなきゃいけないが、今年は主に二軍にいることで、結果に囚われずにキューバにいたときのような野球の楽しさを思い出せたこと。野球を楽しむというのは大事なことだと。



 インタビューの最後の部分として、ここ二年の厳しい心境を語り、来年もドラゴンズにいるとは言えないという話がありました。自身の心境として混乱しているとも。



 おそらく、ビシエド選手としても、ドラゴンズ側から見放されているような感覚にも現在はなっているでしょうし、しかし少なくともオンエアされたインタビューを通して球団批判をするようなことはなく。



 その他、井上二軍監督がビシエド選手について語ったり、ブライト選手や濱選手のビシエド選手を慕った言葉があったり(石𣘺選手の話も)、まぁ本来、シーズン中にこういうインタビューはあまりないというか、お別れ前のような形になっていましたけど。


 何というか、プロ野球は一概には言えないですけど、誰かを特別扱いしたり、同情したりっていうのはあまり良くないかと思います。


 でも今年のビシエド選手は、これもプロ野球にありがちなことではありますけど、誰かの起用を優先すると、誰かが弾かれることもあるように。そういう、よくあることと言えば、よくあることなんですが。


 しかし、一軍も勝てているわけじゃなく、若手のためだったわけでもなく。対抗馬だった中田選手も体を痛めながら頑張った挙句、しばらく休めとなり、ちょっと心折れそうな言葉を漏らしたり。


 様々な混乱もあった中、今もドラゴンズは戦っているわけではありますけど。



 うーん。ちょっと話を変えて自分の話を。そもそも自分は、ビシエド選手に人一倍思い入れがあったわけではないです。


 現在の複数年契約を結んだ際も、これはちょっと衰える時期と重なってしまう可能性があるんじゃないか? と当時思いましたし。何ならその後もファーストに新外国人を連れてきた方がいいんじゃないかとか、そんなことを思っているときもありました。チームの勝利を考え、何なら今のドラゴンズよりも残酷な思考をしていたかもしれません。


 ただ、就任当時の立浪監督から、ビシエドが打たないとダメだみたいな言葉や、こうしたらホームラン打てるとか、何で指導を聞いてくれないとか、衰えたことを自覚しないと、とか。そういった言葉を聞き。


 監督としては善意だったり、コミュニケーションの行き違いが原因だった部分もあったと思いますが、自分の考えとしては、どれだけビシエド選手に期待できるとしても、チームとしては彼も一つのピースで、選手全員で戦うのがチームだろうというふうに思っていました。


 それに、ビシエド選手にいつまでも頼ってはいけないという気持ちもある一方で、守備能力や出塁に長けている面があったり、投高打低が加速したプロ野球の中では派手さはなくとも戦力だと思っていました。


 それでも今も、誰よりも起用するべきとは言えません。中日に来て、何年かして首位打者を獲ったときくらいを望めるかというと、わからないです。


 そういう意味では自分も、ビシエド選手のことを思いながらも、そんなに高評価していないのか、ということになります。


 逆に言えば、それなのに、それなのにも関わらず、ビシエド選手の扱われ方に関して思うところがあり、ついにドラゴンズに対して冷たい感情になってしまいました。



 監督は否定されるかもしれないですけど、好き嫌いで選手使ってるじゃねぇか! という気分になってしまいました。別に今年、監督がビシエド選手のこと悪く言ったりはしてないですけどね。打ったときも確か喜んでましたし。


 結局、中田選手や中島選手は新入りとして期待しているから機会を与え、ビシエド選手に対しては近年の印象もあるから、厳しいと判断したのでしょう。それ以外にも何かしらあるかもしれません。


 だからまぁこれも、仕方ないっちゃ仕方ないです。でも感情はそんな自由に操れなくて。


 もしまだこれから一軍にビシエド選手が戻るときがあっても、ドラゴンズに対して、これまでみたいに応援をするのも難しいでしょう。それも操作できない気持ち次第と言いますか。色々スッキリしないかと思いますね。

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