【詩】絶命ノ圏外【完】

all1st'log

約600文字

ここは常闇の真空

息が続かない

人々の姿さえ目にしたくない


絶命の言葉が強く響いている

ここは一体何をする世界なの

割れた心さえ治りはしないの


未来を覗いて恐怖して

感情は黒く染め上がって

出口のない迷路に囚われている


居場所はいつも行方知れず

何をしても孤独になるの


この暗闇は無限の絶望を産んでいる

こんなの私の知ってる世界じゃない


誰か正しい世界に戻して

このままじゃ全て後悔して終わる


ありのままの私をください


君が居て僕は戻ってこれた

一人きりのあの頃に

夜通し夢に見た幸せの形


掴めない未来に何度も泣いたこと

心の隅で死を願っていたこと


思えばあれほど真剣な日々は無かった

ほら、忘れたとは言わせないぞ

懸命に叫んだあの命の雄叫びを


苦しかったけど全力だったよな


今更、楽な道を選んでどうするんだよ

逃げた先にゴールなんてないぞ


俺が一番知ってたじゃないか


ほら、もう一度返り咲け


失ったとしても終わった訳じゃない

ただ生きることに精一杯になればいい


始まりはいつもあなたが決めるんだ

迷ってるならとことん付き合ってやる


大切なのは問うことを諦めない事だ


まだ知らないだけで必ず答えはある

だから今は耳を傾けてみて


涙だって綺麗だよ

責められても笑っていいよ


誰もが矛盾しているから気にしないで

人生はあなたのものだから


行き止まりは待ち合わせの場所にして

苦しみは泣き飛ばして


ほら、あなたはまた歩き出せるから

最高のエンディングを目指そう


ここはまだ人生のほんの一瞬だよ

自分を信じて


案外、大丈夫でしょ


あなたを信じてる

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