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【GB】ポケットモンスター赤緑青ピカチュウ ディグダの穴でダグトリオを捕まえる

 クチバシティの東にあるディグダの穴は、その名の通り「もぐらポケモン」のディグダが出現する。周囲より比較的高めのレベル20前後で出現し、捕まえれば即戦力なのだが逃げにくく(こちらの逃走率は、戦闘に出しているポケモンと敵ポケモンの素早さで決まり、相手が素早いほど逃げにくい)、遭遇するとピンチになりやすい。


 だいたい「穴を掘る」の威力も強烈である。実は初代では威力100であり、「地震」と変わらない(当時の攻略本では威力60とあるが、誤りというか開発途中の資料に基づくのだろう)。


 ディグダだけでも強いのに、ここにはさらに進化系であるダグトリオがレベル30程度で出現する。ここに到着したばかりのパーティではまず勝てない。しかし逆に言えば、捕獲に成功すれば即戦力どころの話ではない。ちょうどすぐ後に控えているクチバジムや、少し先のポケモンタワーでは地面タイプが大活躍するし、ダグトリオを先頭にすれば逃走も安定する。


 ディグダの穴の野生ポケモンの分布は、ディグダ(レベル15~22)とダグトリオ(レベル29・31)のみ。つまり、2329使。おそらく、普通にプレイしていれば主力ポケモンはこのくらいのレベル帯になっているはずだ。


(なお、初代ではスプレーの効果はセーブされない。スプレーを使った後にセーブして、リセットでやり直した場合はスプレーの効果は消えている。よって、スプレーを使うならセーブした後にしないと無駄になってしまう)


 ダグトリオの技は「ひっかく・鳴き声・穴を掘る・砂かけ」のみ。攻撃技は2つのみの上、「穴を掘る」を飛行タイプで無効化してしまえば、ダメージを受ける可能性があるのは1/4で確率である。事前に用意する必要すらなく、ディグダの穴の近くにある草むらで野生のポッポを捕まえてくれば十分である。遭遇したら入れ替えて、穴を掘ったのを見たら「砂かけ」を使って命中率を下げてやろう。被弾の危険はさらに下がる。


 なお、ここでの理想的な飛行ポケモンは状態異常を使えるバタフリーだが、この時点でバタフリーを実戦投入できるほど育てられるような根気がある人に対して、私がアドバイスできるようなことは何も無い。現地調達したポッポで済ませるような、意識の低い人に向けた攻略である。


 無傷のダグトリオに対して、モンスターボールを投げたときの捕獲率は約6.6%(厳密には、ダグトリオの被捕獲度50に1を足し、ノーダメージなので3で割り、さらにモンスターボールの捕獲分母である256で割った値で、17/256)。ダメージを与えることで最大で3倍の約20%にまで上がるが、そのままでも十分に捕獲を狙える。


(ちなみにダグトリオに限らないが、捕獲率はボールの種類とポケモンの種族、ダメージ割合と状態異常のみで決まり、レベルやその他のパラメータは無関係である。ついでに、HPは最大値の1/3以下まで減らせば、それ以上ダメージを与えても捕獲率は増えない)


 なお、初代では「穴を掘って地中に潜った」状態のポケモンでも捕獲可能(ボールが当たる)。捕獲率が最低でも6.6%であること、飛行タイプさえいれば相手の攻撃の3/4は無効化できることも踏まえると、おそらく昔プレイしたときの印象よりも、捕獲するのはかなり容易に感じるはずである。というか、全滅上等の覚悟で何もせずにボールを投げまくっていても、そのうち捕まることのほうが多いと思われる。


 この時点でレベル30前後のダグトリオはオーバーパワーだが、いざというときの用心棒として連れ歩いておけば冒険がかなり安定する。もちろんダンジョンから「穴を掘る」で脱出することもできる。積極的に使わないまでも、快適な攻略を支える縁の下の力持ちとして、手持ちに加えてみてはどうだろうか。

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