第2話 外来受診1

 2024年6月3日

 整形外科初診。Webで初診予約をして、9時半に受付。キレイで待合室もゆとりがあるクリニックです。1階が外来と検査で、2階から上が、病室や手術室だと思われました。


 ほどなく呼ばれて、まずナースの予診があり、痛みの場所などの確認。先に、レントゲンとMRIを受けてから診察という流れでした。

 

 検査着に着替えて、レントゲンは方向を変えて5枚撮影。

 

 以前、頭痛外来で頭部MRIを撮ったときには化粧を落とすよう言われましたが、今回は腰だけだからなのか何も言われず。

 眼鏡、マスクを外し、仰向けで膝の下にクッションを入れてスタート。ここのMRIは閉鎖感がなく、耳栓も使わないタイプ。何か困ったら大声で呼んでくださいねと言われ、オルゴールの音楽が流れる中、約15分で終了。


 総じてスタッフさんは皆、キビキビハキハキしていて、感じが良いです。

 着替えて、それほど待つことなく、診察室に呼ばれました。


 担当医師は少し強面こわもてでガタイがガッチリしていて、第一印象はちょっととっつきにくい、とても真面目そうな感じ。整形外科医あるあるのゴリゴリ体育会系。

(後に、ほとんど軽口をたたいたりしない、冗談が通じない医師だと判明するワケですが……苦笑)


 画像を見ながら説明を受けました。


 脊椎のねじれがあり、脊椎管狭窄症でかなり狭くなっていて、神経を圧迫している。第4、第5腰椎にすべり症。原因は加齢によるものが大きい。

 

 —— 手術適応と言われる。

 

 予想通りでした。

 

 最悪のシナリオとして、あらかじめ予想していたのは、次のふたつです。

 ① 手術

 ② 原因がわからず、しばらく様子見と言われる


 診断がついたのは良かったです。治療法のあることも。

 でも、いきなり手術と言われ、「はい。では、お願いします」と、即答することはさすがにできず……。


 今すぐやらなければいけないわけではないが、いずれやらなければいけなくなるとのこと。最悪は歩けなくなる恐れもある。

 手術以外に改善することはない。

 生命に直接、関わるものではなく、緊急性が高いことでもないので、心が揺れます。


 とりあえず痛み止めを処方してもらい、次回の外来受診まで2週間、考える時間をもらいました。


 最初から結論は出ているのです。先延ばしにしても何も良いことはないので。

 ああ、でも術後は数ヶ月コルセット生活とか、いろいろ考えてしまう。

 ふう……。

 やるしかないのは、よくわかっているのですが。


 仕方がない。腹をくくれ、自分。



 **********

 <脊椎管狭窄症とは>


 脊椎の中には、脊柱管という場所があり、脳と手足などの間を繋ぐ太い神経が通っています。その隙間が狭くなると神経を圧迫するので、末梢側に痺れや痛みが出てきます。(例えば、狭窄している場所が頸椎では手、腰椎だと脚)

 神経性疼痛といって、頭に直接、響くような痛みです。


 私の場合は、第4腰椎と第5腰椎に、すべり症という骨のズレがあって、そこがかなり狭くなってました。


 脊椎管狭窄症の治療は、手術が全てというわけではありません。病状や状況(年齢、どうなりたいか……痛みを無くしたい、スポーツを楽しみたい等)によります。担当医とよく相談して選択して下さいね。

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