序章

第1話 始まり?

「ここはどこだ」


私は目が覚め周りを見渡し周りを確認してからそういった。そこに一人の女性が驚いたような顔をしながら勝手に向かってきた。


「あら。あなたはだれ? どこから来たの?」


「わかりません。気がついたらここにいました」


私はわからなかった。今までの記憶はなく自分がだれかすらもわからなかったからだ。 


「じゃあ、名前は?」


「わかりません。ここまでのことを全て覚えていないので」


女性は困ったように、そして何か思いついたような顔をして話しかけてきた。


「じゃあ、私のところへ来なさい。私はアリアメルスっていうの。私は孤児院をやっていて、他の子達もいるから安心よ」


と私にいい手を差し出してきた。私はその手をそっとつかんだのであった。


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        5年後

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「ヨル 今日は外に行こうよ」


「いやぁ~ここに残って本でも読んでるかな」 


私はあのあとそのまま拾われてヨルと名づけられた。そこでいろいろなことがあって私は本好きとなっていた。


「ヨルー外いかないと体に悪いよぉ」


「いやぁ~そう言ってネル。君が外に出たいだけでしょ?」


「うん、そうだよ。だけどそれの何が悪い」


「はぁ~仕方ない、外に行くかぁ」


そして私の大親友となったネルである。とてもいいやつではあるんだけど、度々やんちゃなことをしてアリアメルスに怒られているのが玉に瑕だ。


「でも楽しみだね。明後日は加護を受け取る日でしょ。どんな物が出るかね?」


「さぁ?それは神の気分次第じゃないかな」


「もうっそれはそうだけどロマンがないじゃないか男の浪漫だよ。ロ・マ・ン!」


「それもそうだね」


そう。この世界は十歳のときに神から加護をもらうのだが、それはまたよくあるものなのである。ん?メタイってそんなことはどうでもいい!

加護って言うのは、いわばドラ◯エ の職業みたいなものでその人の適性に依存するらしい。

例えば【剣の加護】な場合は、剣に適性をもち、剣の扱いが上手になりやすい。上達しやすいという利点がある。

もちろん欠点もある。それはその加護以外のことは少し上達しにくくなるのだ。まぁ相当なことがなければ他のことを極めようとする人はいないらしい。

そして最後にテンプレだがやはり【勇者の加護】や【賢者の加護】【聖女の加護】などの特殊系統もあるらしくランク分けされているのだ。順は上から

   G  S  A  B  C  D   E

となっている。GはGODのGらしい。

まぁ長々話してきたが単純に言えばみんな【勇者】とかに憧れていてその加護を狙ってるというわけだ。


「おーいみんな集合してー」


「はーい」


こんなところでアリアメルスに呼ばれてしまった。 


「じゃあ行こうかネル」


「はぁ~い」


外行けなくて悲しいのはわかるけど抑えなさいよ。いや、わかるけどさ、うん。 


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作者です。

ここまで読んでくれてありがとう。今回は説明回みたいになってしまったけどまぁこれからも頑張っていこうと思うのでよろしくお願いします。

あとこれは不定期に更新となります。作者がね学生なんでそこのところはよろしく。まぁ夏休みだから頑張って投稿するぜ! 

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