架空の星新一傑作集を勝手につくろう!

青切

ようこそ、みなさん

青切版星新一選集を妄想したいんじゃ

 星新一との出会いは、中学生の時、担任が私物の「マイ国家」をクラスに持ち込んできたのがきっかけだった。よくある話だ。

 それから、コツコツと文庫を集めて、何度も読み返したものである。

 3万円する「星新一ショートショート1001」も手に入れている。


 千作以上ある星新一の物語から、他人が作品をセレクトした本が何冊か出ている。

 要は、そのまねをして、私が選集した本を出すのならば、どの作品を選ぶのかを妄想したい。ただそれだけの企画である。

 そのためには、まず、全作を評価付けして、作品を選ばなければならない。

 新潮社から「星新一ショートショート1001」という便利だが不便な本が出ているので、それを一作づつ採点していくことにする。

 最終的に絞り込む作品の数は、全体の3%、31作にしようと思う。それなら、分厚めの文庫本に収まるだろう。


 1001作から31作を選ぶのだが、同じような企画を立てた先人のようすをみるに、良作も駄作も平等に扱うと、対応する分量が増えて、手に負えなくなる。たとえば、1日に1作づつ評価すると、2年以上かかることになる。

 そこで私としては工夫を施し、駄作も評価はするが、寸評などは飛ばすことにする。

 詳細な評価というか、みなさまへの紹介は、ある一定以上の評価をした作品のみとしたい。

 具体的には、アイデア5点満点、文章5点満点の計10点満点で評価し、7点以上の作品について、寸評を残していこうと考えている。7点未満の作品については触れない。


 なお、「星新一ショートショート1001」に掲載されていない作品もあるが、今回は手元に本がないので無視する。

 合わせて、星は時代に合せて表現を変えていっているが、「星新一ショートショート1001」に基づいて選評を進めたいと思う。


 ちなみに、「星新一ショートショート1001」の購入を検討している方にはあまりお勧めしない。

 とにかく分厚過ぎて、寝っ転がって読めないのだ。星新一なんてものは、椅子に坐って、背筋を伸ばして読むものではなかろう。夜寝る前、部屋を暗くして、ふとんにくるまりながら読んだりするものだ。そうさ、偏見さ。たかが星新一、されど星新一。


 あらかじめ断っておきますと、8月中はつづけるつもりですが、それ以降はわかりかねます。

 こういう企画で、最後まで書き切った人、あまり見ませんよね。

 いや、まあ、最善は尽くしますので、期待せずに見守っていただければと思います。

 ではでは。

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