24:平穏な日々

僕は毎年、夏祭りに行く。勿論世界で1番大好きな愛しい愛しい彼女と2人で。夏祭りと言っても東北の地元の片田舎でやってる小規模な夏祭りだ。多少オラついた輩がいるがまあそのくらいはどうでもいいだろう。僕の彼女はシャイであまり声を出す方では無い。「あのりんご飴、美味しそうだよ。買ってこようか?」僕がひとつの屋台を指さしながら話しかけてみる。「   」ほら。やはりシャイだ。特に何も答えないがこれはYESの意味だ。長年一緒にいる僕にはわかる。僕はもちろん買いに行った。彼女のためだからね。『ドーン、バーン』僕が会計してる最中に音が鳴った。あぁそろそろか。少し後ろを振り向きながら僕は彼女の元へ帰った。この街が少し浄化された気がした。彼女はりんご飴を手に取って僕の口に運んだ。どちらも綺麗だ。私の性癖と言うんでしょうか、好きなんですよね。これ。少し下品なんですけどこのとき勃起…しちゃいました。その後も彼女は僕に食べさせてくれるばっかりで彼女自身は全く食べようとしない。「あぁ…君には食べる口が無かったね…」僕はスーツの中で彼女を握った。

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