39 隣人は静かに笑う

隣人は静かに笑う(1999)


 今年観た映画の39本目は、『隣人は静かに笑う』。少し古い映画。

 この邦題好き。原題は、全く違って、主人公と隣人が住んでいる道の名前だ。この邦題をつけた誰かさん、尊敬します。


 テロリストを大学で教えている教授が、隣に引っ越してきた家の子を助けたことから始まるサスペンス。良き隣人だと思っていたら、実は違ったというだけでなく、主人公の人生そのものが崩壊していく。隣人の正体が分かった時には全てが遅く。

 銃撃戦もなく、ひたすら心理的に追い詰められるのって凄い。


 この頃の映画は、120分以内に終わるので、テンポが良くてどんどん話が進んでいく。

 間合いがなくて、息をつく暇すらないんだけど、逆にそれが良い。


 これはテロリズムの映画。

 アメリカ同時多発テロ前に公開された映画だ。今はもう、テロリズムの恐怖を煽るようなこんな映画は作られないんじゃないかと思った。




 なお、今年観た映画の40本目は、「ケイコ 目を澄ませて」(2022)

 聴覚障害のある女性ボクサーの話。

 ボクシング映画のハングリーさには心を惹かれるものがある、と思う。


 41本目は「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

 ネコをモチーフに絵を描き続けた画家の話。その画家さんは知らないけど、演じたベネディクト・カンバーバッチはいい俳優だーと思う。


 42本目は「わが青春のアルカディア」(1982)

 キャプテン・ハーロックは主役じゃない方がいい。999のハーロックはカッコ良かった。

 

 43本目は「キャプテンハーロック」(2013)

 CGアニメのハーロック。CGにしたから失敗というわけでなく、駄目すぎるとしか言えない酷い1本。なぜ制作した?





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