シャザム！（2019）

　今年観た９本目の映画は「シャザム！」です。DCのヒーローものです。

　新しい里親になじめない孤児のビリーは、魔術師シャザムから勇者としてシャザムに変身する能力を与えられる。ヒーロー、シャザムになったビリーは最初は大はしゃぎして喜んでいたけれど、うまくいかないこともあるし、恐ろしい敵も現るし……

　体は大人（ややおっさん）のヒーロー、シャザムの正体は実は14歳の男子、というコミカルで可愛らしい映画です。それだけではなくて、捻くれ者のビリーが家族や親友を得て成長するので、ただのヒーローものじゃなくんて好感が持てます。敵に負けそうになった時に、助けてくれる仲間たちが登場するシーンではワクワクしちゃいました。これぞヒーローもの！！

　そして、ヒーローを際立たせる悪役（ヴィラン）が魅力的なんです。マーク・ストロングというイギリス系名悪役俳優を持ってきていて、これが格好いい！！

　DCシリーズを代表する超有名ヒーローがゲストでちらっと出てくるのヨシ。

　などとべた褒めしてしまいます。

　が、問題は、続編です。

　今年観た10本目の映画は「シャザム！〜神々の怒り〜」（2023）ですが、まあ、色々とやらかしてます。とにかく登場人物多すぎ！！　人が無駄に多いので、当然、ストーリーも薄くなって散漫になります。ごちゃごちゃ始まってごちゃごちゃ終わった印象です。そして、悪役に名優をチョイスして無駄遣いしてしまったから、もう勿体なくて。

　あと、ビリーが18歳になってて、ちょっと大人びてしまい、あんまり男子じゃなくなって可愛くなくなってたのも残念でした。

「続編にうまいものなし」でした。

　残念！