上手い人は食事シーンを利用する

今回も抜粋です。


「それでは第7回の講義、はじめまーす。前回の宿題覚えていますかー。『食事シーン』を書いてきてください、でした。SFでも過去でも異世界でも構いません。食事シーンを書くことは良いトレーニングになります。食事シーンの中には主人公の生活が詰まっています。例えば独りでご飯を食べるのか、必ず誰かと一緒に食べるのか。食事内容に凝る人なのか、ラフに済ませるのか。使っている食器などからも生活水準が窺えます、食材もです。このように食事シーンの中に書きたい時代の設定、キャラクターの設定などの情報を盛り込むのです。それによって読者はその世界をより深く知ることができます」


 この他にもタクシーなどの車に乗るシーンも使えます。車に乗れば大体話しますから、作者が入れ込みたい情報をキャラクターに喋らすことができます。また、もし喋らなかったとしてもそういうキャラクターという個性を出すことができます。


 他にも寝起きシーンも同様にうまく利用することができます。

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