大まかな方向性を明確に

 自分のような短編メインの人はちょっと当てはまらないかもしれませんが、中編〜長編に挑戦しているかたはタイトルのように「方向性」が大事になってきます。


 桃太郎では、鬼を倒す。

 鬼滅の刃では「鬼のボスを倒す」

 母を訪ねて三千里では「母に会う」

 この明確な方向性があると、読者はそれに沿って読んでくれるのでより安心して読めます。

 例えるなら、読者はしっかりと、モノレールのような安定した乗り物にでも乗って海の景色を眺めていられるところでしょうか。


 これがしっかりしていないと、「あれ? この人は何でこんなことをしてるんだっけ?」とか「結局この人何したいんだっけ?」と思ってしまいます。


 そんな時に大きな方向性があると便利です。

 例えば桃太郎で、きじに吉備団子きびだんご(勝手に変換されたけど、漢字ではまさかこうかくのか?)をあげるシーンだけ読んだ時に、鬼を倒す、という方向性がわかっていれば、「ああ、そっかこうやって仲間を集めるのかな」というふうに、足りない情報を補ってくれたりするわけです。


 なので、カクヨムでは途中で中見出しのようなものも作れるので、これを利用して、ここからここまでは、アリスさんが旅に出る物語、ここからここまでは旅で魔物に捕まって逃げ出す話、というふうにタイトルを作ると、自分でも整理がつきますし、読んでいる方もスムーズに読むことができます。

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