第6話
20××年 10月×日
いまいちな気分だ。自分で自分の腹を殴り、壁を拳で叩くといくらかすっきりした。
昼間は寝ていたのだから、少し飲みにでも行ってこよう。
パソコンのデスクトップにログインiDとパスワードがあったからこのサイトに入れた。
それにしても、昨日の日記の暑苦しいポジティブさは何なんだ。
ありえないだろう。フォルダにあった彼女の写真も、部屋の服もとにかく気に入らない。
作り替える。そうしよう。
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